駅を旅する

ユニークな駅舎から何もない駅まで、国内外の駅を紹介します

駅を旅する(3)間もなく解体される木造駅舎/東北本線・安達駅

JR東日本・仙台支社のwebサイトを見ていたら東北本線の安達駅がH28.1.23から新駅舎になるとのアナウンスを発見。共用開始後、すぐさま工事用フェンスが張られ古い駅舎はもちろん取り壊しとなるはずです。さっそく最後の姿を撮るべく安達駅を訪ねてみました。新駅舎は現駅舎の北側に作られているので、仮駅舎を作ることなく現行駅舎を最後まで使うことになっています。

東北本線・安達駅(h27.12.29)
▲外壁は補修されていますが、まさ古い駅のスタイルです

入母屋造りに軒を付けている姿は大正時代や昭和初期の駅舎の雰囲気が伝わってきます。駅の開業は大正6年(1917)とのことなので、改築や改装はしていても、もしかすると開業からの建築物の可能性がありそうです。線路側改札の脇に閉塞機や信号扱い機器などを操作していた凸型の部屋。昭和40年の構内配線図を見ると、上りに側線がありますので、複線化が行われても信号操作などは行っていたことでしょう。ホームと駅舎の位置からすると当初は、跨線橋がなかったでしょうから、下本線を横断してホームと駅舎を行き来してにいたに違いありません。

東北本線・安達駅(h27.12.29)
▲「さよならイベント」のためのイルミネーションの塔が正面に・・・

外見こそ、古い駅舎の面影がありますが、待合室や出札窓口などはすっかり改造されて、小荷物窓口があった思われるところには自動券売機も埋め込まれて、古さをあまり感じませんが、有人駅であるために、待合室では掃除されてストーブが焚かれていて、荒れた感じはしませんでした。

せっかく来た安達駅を、ぜひ正面から撮りたいと思ってやってきたのですが、撮影をじゃまするかのように「さよなら」と書いたケバケバしいイルミネーション用の塔が「どーん」と置かれています。もっとも、最近は地区に駅があっても関心も寄せず、なんとも思われずに解体される駅舎も多くあるなかで、これだけ盛大にさよならセレモニーをやってくれる地元グループがあるということはたいへんすばらしいだと思います。とはいっても、きれいに駅舎の写真を撮りたかった・・・。

東北本線・安達駅(h27.12.29)
▲駅舎入り口

東北本線・安達駅(h27.12.29)
▲線路側から駅舎を見る信号操作室も見えます

東北本線・安達駅(h27.12.29)
▲島式ホームの先端に駅舎が位置しています

東北本線・安達駅(h27.12.29)
▲駅舎の南隣にある石造りの倉庫これもレアものでは?

東北本線・安達駅(h27.12.29)
▲駅の裏にある材木屋の倉庫も石造りでした

東北本線・安達駅(h27.12.29)
▲H28.1.23から供用開始になる新駅舎も外構工事を残すだけ

昭和40年・国鉄安達駅構内配線図
▲<参考>昭和40年の国鉄安達駅構内配線図

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【駅を旅する】(2)堂々とした和風駅舎/奥羽本線・真室川駅(山形県)

奥羽本線・真室川駅(山形県)
▲堂々した木造和風駅舎は一見の価値があります

真室川駅は、とても落ち着いた木造の純和風駅舎で、室内も木を感じさせるとなっていて、屋根には金のシャチホコもあります。

建物1階には、待合室のほか「真室川 森の停車場」という地場産品の直売所があり、もともと乗降客が少ない駅なので、閑散としているかとおもいきや次々に車でお客さんがやっています。直売所では、地元の野菜などが格安で売られているほか、この時はきのこの季節ということで、きのこ類も並んでいました。地元産なめこは超人気のようで、既に売り切れ状態。さらに電話での問い合わせが来る繁盛ぶり。自分もなめこが欲しかったのですが諦めて大きなキャベツを150円で購入しました。

和風駅舎なので、PRすれば外国人観光客も喜びそうな駅舎ですが、駅前や真室川にこのような街並みがあるわけではないのが惜しいところです。

売店は無休ですが、平日は乗車券も発売しています。

旅・東北サイト/真室川森の停車場
https://www.tohokukanko.jp/yamagata/13214/

奥羽本線・真室川駅(山形県)
▲木のぬくもりを感じる待合室

奥羽本線・真室川駅(山形県)
▲待合室にある薪ストープ

奥羽本線・真室川駅(山形県)
▲地元産品が買える「森の停車場」の開店は6:30

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▲新庄行きの列車がやってきました

奥羽本線・真室川駅(山形県)
▲跨線橋から駅裏に続く通路も木造の屋根

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【駅を旅する】(1)駅名すらない・・羽越本線・女鹿駅(山形県)

酒田から羽後本庄までの自転車ツーリング際に秘境駅ともいわれている羽越本線・女鹿駅に寄ってみました。

羽越本線・女鹿駅(山形県)
▲国道7号線の入り口にあった看板。車では確実に見落とすことでしょう・・・

この駅は本線にありながら秘境駅ともいわれていますが、普通列車の大部分も通過することから一日の停車本数もわずかに5本となっています。この駅はもともと女鹿信号所ということで列車の行き違いのための施設だったものを昭和62年に駅に昇格させて客扱いをするようになったようです。朝2本の酒田行きと午後3本の秋田行きだけが停車するので、酒田への通学の足を確保した停車パターンのようです。

羽越本線・女鹿駅(山形県)
▲道のドン詰まりにある女鹿駅舎。駅名表示はありませんでした

待合室になっている駅舎には、線路側にこそ「女鹿」と書いてありますが、外側には看板も何もないので初めての人はこの建物が何なのかわからないかもしれません。

駅周辺には人家はまったくないものの海沿いには集落があります。以前は海岸の国道から林道のような道が駅まで来ていたようですが、国道7号線のバイパス開業によって国道から数十メートルで駅に来れようになってしまいした。

しかしながら秘境駅ムードは十分あり、いつ廃止になってもおかしくない雰囲気でした。

羽越本線・女鹿駅(山形県)
▲上下合わせて5本、ここから酒田への通学の足が確保されているようです

羽越本線・女鹿駅(山形県)
▲駅舎の線路側には表示。女鹿信号所の後ろ3文字を消したままです

羽越本線・女鹿駅(山形県)
▲元信号所ということで行き違い施設があります

羽越本線・女鹿駅(山形県)
▲上りホーム(酒田方面)から駅舎を見る

羽越本線・女鹿駅(山形県)
▲上り・下りのホームは警報機のない踏切を渡りますので安全確認は必需です

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