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【鉄道】2015秋・関西鉄道めぐり<その7>南海電鉄・支線巡り/和歌山港線と汐見橋線

南海電鉄・和歌山港線
▲車止めによってホームの一部を和歌山港線専用に

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加太線を乗り終えて、和歌山市から本線を延長するように1駅伸びている和歌山港線に乗車します。この路線は、和歌山港地区の地域の足ではなく、徳島と和歌山を結ぶ『南海フェリー』の乗船客のアクセスのためにある鉄道です。そのため、航路の時間に合わせて運行されているために南海電鉄の中でもずば抜けて本数が少なくなっています。しかしながら、大阪方面との速達性も確保するために、難波から急行や特急の直通運転も行われています。

南海電鉄・和歌山港線
▲南海各路線でもっとも本数が少ない和歌山港線

今回乗車したのは、和歌山市駅15:40発の和歌山港行き。この次の和歌山市16:03発もあって、この2本が南海フェリー7便(和歌山港16:25発)に連絡し徳島行きに乗ることができます。乗客は、これから船に乗る20人ぐらいで、みなさん大きめ荷物を持っています。生活路線臭ささがないので、他の南海支線とは一線を画しています。工場などが立ち並ぶ港湾地区を走って4分で、和歌山港に到着です。駅自体は、自動改札機があるだけの無人駅ですが、南海フェリーの職員が改札に立ち案内していて、お客をテキパキとさばいていました。乗ってきた電車は、和歌山港に着くと南海フェリー6便(和歌山港15:40着)からの30人ぐらいの乗客を乗せて和歌山市へと戻ってゆきました。

南海電鉄・和歌山港線
▲和歌山市を出ると川の沿って港へ

駅とフェリー乗り場は通路でつながっているので、船の券売機もあるので、電車から船内まで外に出ることなく乗り継ぐことができます。もし、フェリー事務所の窓口に用事のあるときは通路途中の階段を下りてゆくと行くことができます。この駅はもちろん、普通に外に出ることもでき、フェリーのりば以外に行くこともできますが、乗船以外でこの駅に降りるのは趣味系の人間ぐらいかもしれません。

南海電鉄・和歌山港駅
▲和歌山港駅ホームからは南海フェリーが見えます

青函連絡船や宇高連絡線なきあと、鉄道と船舶が物理的につながり連絡している駅というのは、全国でもここだけ。さすがに鉄道車両の航送作業はありませんが、乗船通路を行き交う乗客やホームから見える船など、見どころは「鉄道連絡船」。他では味わえない、素晴らしい終点でした。

南海電鉄・和歌山港駅
▲駅から続く通路の先端は待合室と乗船橋があります

さて、和歌山港線を完乗して和歌山市駅に戻ってきましたが、本日のトリとなる「汐見橋線」を乗るために「特急サザン」で難波へ。そして普通列車で汐見橋線の起点・岸里玉出駅へ戻りました。岸里玉出駅は、高野線と本線の分岐駅ですが、分岐した先に駅があるために、両者のホームは少し離れたところにありました。汐見橋線のホームは、南海本線側の隅に小さなホームがあってそこから発着していて、この小さなホームがこの線の立ち位置を表してします。

南海電鉄・和歌山港駅
▲折り返し和歌山市行きとなる電車が和歌山港駅に進入する

この線は、一応高野線に属してしますが、運転系統が本線とは完全に分離しているので、支線扱いとなり、「汐見橋線」と呼ばれています。もともと汐見橋駅は、高野線の起点であったものの、お客の流れはやはり対難波。さらに線路の高架事業で、線路が分断され汐見橋―岸里玉出間は、完全に孤立して事実上の支線となってしまいました。岸里玉出駅付近は単線ですが、大部分は本線であったころを表すように複線となっていますが、1時間に2本と単線でも十分な列車しか走っていません。大都市・大阪の街中を走っているものの利用者は多くなく、乗車した電車も10人ぐらいしか乗っていませんでした。

特急サザン
▲難波へはサザンプレミアムを利用しました

都会の中を走る鉄道なので、夜でも雰囲気を味わえるかと思ったものの、外はあまり見えず終いでした。全線乗っても所要10分足らずで、無機質な高速道路を平行しているなと見ているうちに汐見橋駅に到着しました。汐見橋駅は行き止まり式の駅で、駅名表示や古い木造ベンチなど、大阪の都心でしかも大手民鉄の終点とは思えないほど閑散していて、地方の民鉄の終点のようでした。後から調べたら途中駅に古いものが多いようなので、来やすいところなので、再度、明るいうちに乗りたいところです。

これにて、南海電鉄は以前乗車した分も含めて全路線乗車できました。メインラインの特急もたいへんすばらしいですが、意外にシブイ魅力がある支線も持っている南海電鉄でした。

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南海電鉄・汐見橋線
▲岸里玉出駅で出発を待つ汐見橋行き電車

南海電鉄・汐見橋線
▲連休の夜ということで車内は閑散としていました

南海電鉄・汐見橋線
▲古びた駅名、パチンコのベンチ。大都会のターミナルとは思えません

南海電鉄・汐見橋線
▲人気もない汐見橋駅で出発を待つ岸里玉出行き電車

南海電鉄・汐見橋線
▲コンクリート作りですが、どこかレトロな汐見橋駅

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