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【海外の鉄道】台湾・支線めぐり<その4>深澳線と平渓線を訪ねる

<【海外の鉄道】台湾・支線めぐり<その3>台南から台北まで旧客で遠回り
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-e0c7.htmlの続き>

H26.11.3 明日(11/4)は移動日となるので台湾での日程は実質この日が最後となります。本日は台北近郊にある2つの支線である深澳線と平渓線を訪ねます。

この2線を訪問するのにあたって便利なのが「平渓・深澳雙支線一日周遊券」(64元)というフリー切符です。2支線区間内は自由に乗り降りが可能で、いちいち切符を買う必要がなく手元に記念としてきっぷが残るのも魅力的です。台北駅では定期券売り場で購入できました。

しかし、このきっぷを使ってさっそく失敗をしてしまいました。台北駅の改札をこのきっぷを見せて改札を通ろうとしたら不可。改札掛に何やら言われたものの良く理解ができずアタフタしていると、自動券売機のところまで連れて行かれて台北・瑞芳間のきっぷを買わせてしまいました。この周遊券は、台北駅で売ってはいるものの発駅からフリー区間までの運賃は含まれておらず、こちらは別途購入ということにようやく気付きました。

平渓・深澳雙支線一日周遊券
▲平渓線、深澳線のフリーキップ、裏には路線図

台北駅8:15発の基隆行き区間車で出発して、八堵で後続の4154列車・蘇澳行に乗り換え2支線の運行上の起点となている瑞芳に向かいます。時刻表では4154列車の瑞芳は「9:23」と記載、一方の深澳線の4711列車・海科館行は「9:15」で、微妙に乗り継ぎは不可。しかし、実際には4154は列車9:15頃瑞芳着き、4711列車9:20頃発だったので、海科館行に問題なく乗り換えることができました。

海技館行4711列車は、DRC1000形2両でロングシート仕様ですが乗客は10人程で車内はガラガラ。運転席が半室タイプのため、助手席側に前方展望が楽しめる「かぶりつき座席」があるので、そこに陣取ることにしました。

区間車(台湾・八堵駅)
▲八堵駅から蘇澳行に乗車

深澳線は、もともと瑞芳から太平洋沿岸まで延びる12.3kmのローカル線でしたが旅客営業が終了。その後も途中にある発電所までの貨物線として使われていたがそれも2007年に廃止。その後、廃線近くに海洋技術博物館ができたことからそのアクセスに活用するために海技館駅を作って2014年に見事復活したという路線です。日本では一旦鉄道が廃止されるとそのまま復活することはまずないので、台湾の柔軟な政策はうらやましい限りです。

深澳線・海科館行きのDRC1000形気動車
▲深澳線・海科館行きのDRC1000形気動車

深澳線・海科館行きのDRC1000形気動車
▲海科館行きのサボ。2両編成なのに4号車?

瑞芳から海技館までは1駅4.2kmで所要10分。瑞芳を出発してちょっとしたサミットを越えると山裾に左右にカーブを描きながら海に向かって緩やかに下ってゆきます。大きくカーブて、そろそろ建物の向こうに海が見えるのではないかと期待させるところで終点「海技館駅」に到着します。新しい駅ですが無人駅で博物館らしき建物はここからは見えませんでした。到着した列車は、そのまま折り返してもよさそうですが、乗客を降ろすと、さらに奥まで延びる線路に引き上げてしまいました。

深澳線・海科館駅
▲海科館駅に到着

ここで20分ほど待ち、折り返し4716列車海技館9:47発平渓線直通菁桐行に乗り、平渓線を目指します。

海技館から乗った乗客は数人でガラガラ。折り返しでエンド交換となったため先頭部分には、かぶりつきの席はなく、最後尾のかぶりつき席に座ることにしました。ゆっくりとしたスピードで来た線路を戻り瑞芳駅に到着。ここから先は平渓線へ向かう観光客で激混みとなりました。先日の枝線同様にあっけなく「深澳線」完乗です。

列車は、瑞芳駅から東部幹線を走り、三貂嶺駅から別れ、ようやく川に沿って平渓線へ入ってゆきます。この路線は、すっかり観光路線化していて乗客は途中の十分または終点菁桐が目的地であるため途中駅での乗り降りはほとんどありません。この路線は10年ぐらい前に乗ったことがあるのですが、その頃も少し観光客がいました現在の混雑ぶりからすごい状況になったという印象です。

瑞芳駅
▲瑞芳駅で平渓線方面へ向かう乗客たち

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▲十分駅に着くと観光客がたくさん

まずは十分駅で下車して、商店の軒先を鉄道が走るポイントへ向かいます。商店街の中に鉄道があるのはアジア的ではあるのですが、東南アジアに比べると線路もしっかりしていて、バラストもあって真面目なシュチエーションとなっています。それでも列車が来ないときは、商店街のメインストリートであり、十分名物の紙気球飛ばしの場所となっていて、願事を書いた紙気球が次々と空に舞上っていました。

次の菁桐行列車までの約1時間、駅周辺をぶらぶらと散歩しました。

台湾・平渓線・十分
▲商店の軒先をかすめて気動車が走り抜ける

台湾・平渓線・十分
▲列車が来ない時間は願いを書いた紙気球を飛ばす

1時間後、十分駅に菁桐行が3両編成にも関わらず激混み状態で到着です。ここで半分ぐらいは下車しましたが、もちろん座席は空いていません。いずれ車内はロングシートですし、所要も終点まで15分なので、立って景色を眺めることにしました。

12:00ジャストに終点・菁桐駅に到着して、午前中のうちの2路線完乗しました。ここでは乗って来た人の1/3ぐらいが下車した様子ですが、大部分のお客はそのまま折り返しのようで、線路に降りて車両と記念写真など駅は賑やかになっていました。駅自体は改修工事中のようでフェンスなどがあり写真映しません。ここでの折り返し時間は17分なので、みなさんが記念写真で忙しい隙に、運転席脇のかぶりつき席をGETしました。

十分駅
▲十分駅に到着する菁桐行

12:17折り返し海技館行で出発します。やはり、かぶりつき席は最高で、線路や駅の様子も良くわかりますし、十分の商店街では軒先すれすれも前面展望で楽しむことができました。せっかく勝ち席を座っていますが、このまま瑞芳まで行き台北に戻るのも芸がありません。雑誌には撮影地としても紹介されている東部幹線と平渓線の分岐する三貂嶺駅で下車して、ここでしばらく撮り鉄活動をすることにしました。

山間の小さな駅・三貂嶺に下車したのは、もちろん自分だけ・・・。結果は、それでもとても楽しい駅で、天気が良いときに再訪したいほどでした。

<【海外の鉄道】台湾・支線巡り〈その5〉ダブレット閉塞健在!山間の鉄道分岐駅・三貂嶺
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/5-c52b.htmlに続く>

平渓線・菁桐駅
▲菁桐駅では折り返し時間に乗客たちが記念写真

平渓線・十分
▲列車から十分を見るとこんな感じ

台湾・三貂嶺駅
▲東部幹線と平渓線が分岐する三貂嶺駅で下車

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