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【海外の鉄道】台湾・支線めぐり<その3>台南から台北まで旧客で遠回り

ディーゼル自強号(台南駅)
▲3100形気動車を使った台東行き自強371列車

<【海外の鉄道】台湾・支線めぐり<その2>高鐵・台南駅のアクセス沙崙線
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-a90d-1.htmlの続き>

H26.11.2 台中から高鉄(新幹線)とそのアクセス支線「沙崙線」経由で台南へ向かい、これで前日を含めて2支線に完乗となりました。翌日は、台湾の廃止から復活した支線の深澳線を予定しているので、台北に戻る必要があるのですが、そのままダイレクトに向かっても面白くありませんので、台南から南廻線を使って大回りして、今年電化されたばかりの東部幹線を使うことにしました。

朝一番に台中→新烏日間を利用した客レ急行・莒光751列車がもうすぐ台南に到着するので、これに乗って南廻線に行きたいところですが、莒光751列車は駅撮りの対象に回して、その後続となる気動車自強号の台南発8:50発の台東行371列車を利用して大武まで利用することにしました。

ディーゼル自強号の車内
▲日差しを嫌ってみなさん左右ともにカーテンを閉めてしまいました

自強371号は、通路まで人が立っている状態で10分程遅れて台南駅に到着。指定号車に乗ると車内団体客で占領されていました。客室に入るとドア脇の座っている乗客に「この車両は団体利用だから他の車両へ」みたいなことを言われてしまいました。ここで引き下がってマズイと思い「この車両の座席指定券を持っている」と主張すると、隣の車両にいる団体客の空席に案内され、なんとか座わることができるました。座席が座り乗客と話をしてみると、台中市の経済界の懇親旅行とのことで、行き先は台東とのこと。

気を使ってか周囲からお菓子などをもらいますが、賑やかな団体客の中で言葉も分からず一人座らせられて、しかも「何で日本人が大武に行くのだ」と質問もあり回答にひと苦労・・・。完全アウェイの中で、座席は通路側、しかも周囲の窓のカーテンは締められて外はまったく見えません。高雄駅で先行の莒光751列車を抜いているのですが、その様子も分からず、枋寮駅では後発となる旧客の普快3671列車も見られず、結局、まともに外を見ることもできないまま大武駅まで乗ることになってしまいました。

南廻線・大武駅
▲ホームから太平洋を望む大武駅

南廻線・大武駅
▲利用者も少なく閑散とした大武駅

完全アウェイだった自強371列車は定刻11:11に大武駅に到着し下車。小さな集落があるだけの駅なので、下車したのは数人でした。天気は北部と違ってすっきりと晴れていて、遠く見える太平洋からの風がとてもすごしやすく、ベストな気温でした。大武は、台湾海峡側と太平洋側を隔てる山地を越えて、南廻線の海の景勝区間がはじまる駅で、ここで下車したのは、旧型客車の普快3671列車で『おいしい区間』だけを乗るという理由に他なりません。

莒光751列車(大武駅)
▲本日見るのは3回目となる莒光751列車

大武駅では、普快3671列車まで約1時間あるので、駅を出てみましたが駅前に商店や食堂はなく国道まで行くとセブンイレブンがあるとのこと。それも面倒なのでホームのベンチに座り、台南で買った駅弁を食べながら、そして本日3回目の出会いとなる莒光751列車をホームから撮影することにしました。

11:57定刻に普快3671列車が32700形3両編成で到着しました。大武駅から乗るのは自分ひとりなので、車両を除くとどの車両も数人の乗客なので基本ガラガラで、しかも客層は旧客狙いという感じの人ばかりでした。何も考えずに先頭車両に乗ってしまったので、トンネルに入ると機関車のものすごい騒音・・・。旧客に乗るときは最後尾でないとうるさいので最後尾がオススメです。それでも窓全開で太平洋の車窓を知本駅まで堪能し、普快3671列車は、定刻13:27に台東駅に到着しました。

台東ではその先のキップがありませんので、改札を抜けて窓口へと向かいました。電化され最近走り始めた電車特急の「普悠瑪号」に乗って台北でも良かったのですが、それでは味がないので、最近急激に本数が減らしている客車急行の莒光51号をチョイスしました。

台東駅構内のコンビニで、ビールとつまみを買って、14:05発の花蓮行莒光51列車に乗車しました。台北行ではないので、予想通り乗客が増えることはなく、停車のごとに乗客が減っていくパターンで、2人掛けをひとりで占領して花蓮まで乗ることができました。

南廻線・普快3671列車(大武駅)
▲普快3671列車は何度乗ってもよい旧型客車

南廻線・普快3671列車(金崙駅)
▲懐かしい日本の旧型客車を思い出させます

花蓮駅でも、台北行きの指定券を買うために改札を出てきっぷ売り場へ向かいます。普段から混み合う東部幹線の列車ですが、日曜日の夕方ということもあって台北へ帰る人たちで窓口は混雑。ふと待合室脇の「ezTRAVEL」のカウンターを見ると「17:00発観光1号台北行きに空席あり」のプレートを発見しました。「これはラッキ-」と1人分たのむと「弁当は自分で調達してネ」という注意がありすぐに発券されて、17:00発の観光号に乗ることができました。この観光号は時刻表には掲載されていないezTRAVEL専用列車なので、定員制でしかも車内は1+2席のかなりゆったりとした造りになっていました。

普快3671列車の車窓
▲大武駅から知本までは車窓に太平洋が広がります

せっかくのゆったり列車なのに出発時点で既に日没。本来なら見えるはずの花蓮から先の海が見える区間はまっくら。ビールを飲んでうつらうつらしていると本来の停車駅ではない瑞芳駅で停車して動かなくなってしまいました。どうやら超過密ダイヤとなっている七堵駅から先のダイヤが乱れているようで、走ってもノロノロ運転の状態となってしまい結局、20:15頃に台北駅に到着。切符に記載の到着時間19:48から30分近く遅れての到着でした。だた、台北駅の表示は定刻19:53着で遅れは15分となっていて、どちらが正しいのか不明です。

早朝の台中を出て、一日でほぼ台湾を1周しましたが、東部幹線電化後も旧型客車も残り、いろいろな車両にも出会えて1周となりました。

<【海外の鉄道】台湾・支線めぐり<その4>深澳線と平渓線を訪ねる
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-6a43.htmlに続く>

普快3671列車と莒光号(知本駅)
▲知本で莒光号と交換

E200形機関車牽引の莒光51列車(台東駅)
▲莒光51列車は台東でディーゼル機関車から電気機関車へ交換

観光列車のきっぷ(台湾)_
▲花蓮駅で購入した観光列車のきっぷ

観光列車車内(台湾)
▲観光列車は1+2席のハイグレード車両

遅れ表示(台北駅)
▲台北手前でダイヤが乱れて遅れて到着

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