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【海外の鉄道】ベトナム鉄道縦断1726.2km<その14>各クラスの車両

<【海外の鉄道】ベトナム鉄道縦断1726.2km<その13>各地で見かけた機関車
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/17262km-f810.htmlの続き>

ベトナムの鉄道は「ソフト」と「ハード」と呼ばれる2クラス制となっていて、そこに座席と寝台の設備が組み合わさりますので、ソフトベッド(4人用個室2段寝台)、ハードベッド(6人用個室3段寝台)、ソフトシート(優等座席)、ハードシート(普通座席)の4種類が基本的なものとなりますが、ソフト系の車両はエアコン付きが主流になってきているようでエアコンなしのソフト車は少ないようです。今回は各クラスの室内と車両の外観をご紹介します。ベトナムの客車
▲フエに留置中のSE21列車の編成

■ソフトベッド(エアコン付4人用個室2段寝台)
ベトナム鉄道の最上級クラスで、1車両に7つの個室があり、各室には線路と直角の方向の2段寝台が向い合わせとなっています。メーターゲージの小ぶりな車両ですが、欧州や中国の寝台車の配置に似ています。個室の窓側には大きなテーブル、その下には100Vコンセントが付いていてスマホの充電も可能です。ベッド長さは約190cm、幅約80センチぐらいなので、標準的な日本人の大人が寝るには十分ですが、寝台ごとのカーテンはありません。室内灯のほかに各ベッドにも個別のライトが付いています。昼間は、上段寝台が高い位置にあるので、跳ね上げることなくゆったりと下段に座ることができます。個室側の窓は開閉が不可ですが通路側の窓は何か所かが下降式で開くことができ、写真もとることが可能です。デッキ側にトイレが2か所、また給湯器も1台ありますので、駅や食堂車で売っているカップラーメンを食べることもできます。料金が一番高いクラスですが、昼間の利用も可能なのでサイフが許すならこのクラス利用がおすすめですが、男女の区別はされいません。ハイフォン-ハノイのように乗車時間が短い列車には、この車両連結してない列車もあります。全寝台とも禁煙、また各車両にドア扱い兼務の務服務員1人が乗車しています。

ベトナムの鉄道(ソフトベッドクラス)
▲An11701形客車 Anはソフトベッド車の略

ベトナムの鉄道(ソフトベッドクラス) ベトナムの鉄道(ソフトベッドクラス)
▲ゆったりとした2段寝台             ▲車内の通路に面して各室が並ぶ

ベトナムの鉄道(ソフトベッドクラス)
▲テーブルの下には日本同じタイプの100Vコンセント

An1171

■ハードベット(エアコン付6人用個室寝台)
ベトナムの普通寝台車といえるのがこのクラスで、1車両に7個室があることやトイレの数や位置、給湯器の有無など構造的にはソフトベット車両とかわりません。大きく違うことは、各室の寝台が3段となっていることで、ベッドの幅はこそ大人が寝るのに十分ですが、上・中・下段とも高さがなく、もっとも高さがある下段でもかがまないと起き上がれません。中段に至っては起き上がるのも厳しい高さとなっています。昼間は下段を三人掛け座席として使えるよう中段は跳ね上げ構造となっていますが、同室の方々に上手にコミュニケーションとって跳ね上げないと寝たきり状態となります。リーズナブルな値段ということもあって混み合っていることが多いように思います。同じクラスでエアコンなしの格安タイプもあるようですが、見かけませんでした。全寝台とも禁煙、また各車両にドア扱い兼務の務服務員1人が乗車しています。

ベトナムの鉄道(ハードベッドクラス)
▲Bn21334形 Bnはハードベットクラスの略

ベトナムの鉄道(ハードベッドクラス) ベトナムの鉄道(ハードベッドクラス)
▲3段寝台の様子。中段は狭い         ▲通路に設置してある給湯器

■ソフトシート(エアコン付優等座席車)
日本の鉄道の「グリーン車」に相当する車両で、1列車に複数連結されています。2人掛けリクライニングシートが通路を挟み配置されて計4列となっていますが、座席は回転せず、座席の半分ずつが中央に向いた集団見合い型の座席配置です。背もたれの後ろには可動式テーブルも付いているので飲食も可能。車両によっては液晶モニターが付いていて映画や番組を流していました。全席指定席で禁煙。エアコンなしのソフトシート車もあるようです。各車両にドア扱い兼務の務服務員1人が乗車しています。

ベトナムの鉄道(ソフトシートクラス)
▲A31404形  Aはソフトシートクラスの略

ベトナムの鉄道(ソフトシートクラス)
▲2人掛け座席が並ぶ

ベトナムの鉄道(ソフトシートクラス)
▲こちらはテーブルなしのヘッドカバー付

■ハードシート(エアコンなし普通座席車)
名前の通り硬い木製の4人または6人が向い合せに座るクロスシートがならぶ車両です。エアコンがないのでどの窓も開閉が可能です。列車によっては空いていることもあるようですが、激安クラスだけに常に混んでいる印象があります。乗っているだけでいろいろなベトナム人とコミュニケーションできる庶民クラスですが、夜行列車で利用するのはかなり旅慣れた人でないと厳しいかもしれません。全席自由席。ドア扱い兼務の務服務員1人が乗車しています。

ベトナムの鉄道(ハードシートクラス)
▲B41855  Bはハードシートクラスの略

ベトナムの鉄道(ハードシートクラス)
▲3人-2人タイプのハードクラス

ベトナムの鉄道(ハードシートクラス)
▲少しゆったりの2人-2人タイプのハードクラス

ベトナムの鉄道(ハードシートクラス)
▲風通しが良いベンチになっています

■食堂車
ハノイ‐サイゴンをはじめ、ほとんどの長距離列車に連結されています。車両の半分が厨房、もう半分がテーブルと座席になっていて飲食ができるほか、売店としての役割もあって、ビールなどのアルコールからジュースまで飲み物、スナック菓子、惣菜、弁当も買うこともができます。食事時には、ここの厨房で調理したものをワゴンに乗せ各車両で売り歩きます。各車両で働く服務員の供食スペース兼休憩所もかねています。

ベトナムの鉄道(食堂車)
▲HC61303  HCは食堂車の略。窓が少ない方が厨房

ベトナムの鉄道(食堂車)
▲供食スペース

ベトナムの鉄道(食堂車)
▲車両の半分は厨房と冷蔵庫

ベトナムの鉄道(食堂車)
▲食材を積み込み中(ダナン駅)

ベトナムの鉄道(食堂車)
▲食堂車で作られた昼食がワゴンで運ばれてきました

ベトナムの鉄道(食堂車)
▲車内販売の基地も食堂車にあります

■電源車
乗客に直接関係ありませんが、ほとんどの列車には、各車両へサービス用電源を供給するための発電機を積み込んだ電源車が連結されています。

ベトナムの鉄道(電源車)
▲CVPD81509形 CVPDは電源車・業務車の略

ベトナムの鉄道のサボ
▲ 客車につけられた「SE21列車 サイゴン行」のサボ

[2013.12.30-2013.1.3現地訪問]

今回客車を紹介するにあたり下記のサイトを参考させてもらいました。
詳しく知りたい方は下記をご覧になるとさらにベトナム鉄道の知識が深まります

「海外の鉄道風景集」http://xelua.digiweb.jp/index.html

「Railways in Vietnam」 http://www.railwaysinvietnam.com/index.html

【番外編】
<【世界の乗り物】ベトナム鉄道縦断1726.2km<その15>10$のメコンデルタ日帰りツアー
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/17262km10-9851.htmlに続く>

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