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【海外の鉄道】ベトナム鉄道縦断1726.2km<その7>ハノイからTN1列車でフエへ

鵜<【海外の鉄道】ベトナム鉄道縦断1726.2km<その6>ハノイ駅南側の路地で撮り鉄
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/1800-ff87.htmlの続き>

本日は、ハノイ13:15発のTN1列車でフエ(定刻4:21着)までの鉄道旅行となります。

ベトナムのホテルのチェックアウト時間は12時が標準なので、午前中はハノイB駅や撮り鉄活動をして時間ギリギリにホテルを出ました。

2014.1のハノイ駅の時刻表
▲切符や案内板はTN1列車なのでに、駅の張り出し時刻表だけがTN17列車と表示。但し、時刻は変わりありません。

ハノイ駅でビールやカップラーメンなどを買い込み、待合室のベンチで待っていると靴磨きの強烈営業が・・・。なんだかんだと断っているうちに改札が開き、靴磨きに手を振ってホームに入りました。出発まで20分ほどありますので、先頭の機関車から最後尾までをチェック。編成はD19E型ディーゼル機関車を先頭に5両のハードシート(普通車)と2両のエアコン付ハードベット(3段寝台)の2クラスで構成され、それに荷物車や食堂車、電源車、貨車などが加わって11両編成となっていました。ちなみに号車番号は6,7,8が欠番なので多客時には増結されるのかもしれません。速達タイプの列車は、エアコン付ソフトシート・ベットなどの1クラス上で構成されているのに対して、この列車は庶民的編成のようで、外国人旅行者の姿はありませんでした。

Tn17

ハノイからTN1列車でフエへ
▲ハノイ駅で出発を待つTN1列車。牽引は中国製D19E型

ベトナムの列車は、中国の列車のように各車両に係員がいて、駅停車中は入り口のところに立ってきっぷをチェックしています。車両には前後2か所のドアがありますが、係員の扱うドア以外はすべて施錠されているので、ホームでは係員が乗車口の目印ということでもあります。編成をチェックして、写真を撮り終わり、編成後方の10号車のハードベット車に乗り込みました。ハードベッド車は、6人1室が並んでいて、各部屋は3段寝台が向い合せになって、日本の昔のB寝台と似ています。自分の寝台番号のあるコンパートメントに行くと、既に先客が乗り込んでいて、自分を含めると1室に大人6人+子供2人。下段寝台指定でしたが、大きな荷物が置いてあるのでゆったり感はありません。

ハノイからTN1列車でフエへ
▲各客車の入り口に案内板と係員が付きます。

13:15各車から「バタンバタン」と係員がドアを閉める音がして、ハノイ駅を定刻に出発。さっそく、機関車が警笛を鳴らしまくりながら午前中に撮り鉄した場所を走り抜けました。市内を10分ほど走りハノイから5km南にある「Giap Bat駅」に停車、ハードシートの方には乗客が乗り込んでいました。この駅を最後にハノイ都市圏での停車はなく、次の停車は、さらに50km先の「Phu Ly駅」となります。

各時刻表では各駅停車のように見えるTN1列車ですが、ハノイとサイゴンを結ぶ通称「統一鉄道」は全線で単線のため行き違いのための駅がたくさんあり、そのような駅は通過していて、急行や快速といっても遜色ありません。日本の特急列車よりもこの列車の方が停車駅間は長いかもしれません。この列車が通過しまう駅は客扱いはせず既に行き違いのための施設になっているのかもしれません。ベトナムでは既に普通列車などの地域輸送は廃れているのでしょう。

ハノイからTN1列車でフエへ ハノイからTN1列車でフエへ
▲3段寝台の中。中段を上げると快適なのですが・・・。みなさんお昼寝

同室のみなさんは、出発早々に寝台でお昼寝状態。ベッドは上・中・下段寝台ともに長さが190cmぐらいあるので申し分ありませんが、各段の高さが80cm~90cmしかありませんので座ることが難しくなっています。実は中段が跳ね上げ式になっているので、そうすれば下段に3人が座ることができるのにそれもできず・・・。結局、夕方まで上手に姿勢を工夫して下段寝台の通路側の隅に浅く座ることになりました。

もっとのんびり走る列車かと思っていたら、窓から見える景色や並走する国道の車の速度の感じからすると100kmぐらいは出ているようです。線路のリハビリが進んでいるようで、乗り心地は悪くなく、場所によってはロングレールも使っているようです。ただ保線が悪いところに入ると揺れだし乗り心地はもちろんよくありません。

ハノイからTN1列車でフエへ
▲Ninh Binhのひとつ手前のCat Dang駅で遅れSE8列車と思われるハノイ行と交換

ハノイからTN1列車でフエへ
▲Cat Dang駅舎。交換だけで旅客扱いはやっていないようです

16時頃になるとコンパートメントの乗客たちもさすがに寝ていられないようで、自分と身振り手振りで雑談などとなりました。上段の男性からは「日本のAVはすごい!」となんども言われ、なんと返答していいやらです。

列車の方はBinSonまで定時だったのが、ちょっとずつ遅れが増してているようです。もっとも200kmぐらい走って20分ぐらいの遅れであれば、気になるものではありません。もともとフエ4:21到着も30~1時間は遅れる前提ですので想定内です。

ハノイからTN1列車でフエへ
▲Thanh Hoa駅。乗り降りが多くホームには物売りもたくさんいました

16時半頃食堂車の係員が夕飯の食券(40,000ドン)を売りにきたので購入しました。同室の方々はどうするのかとみていると半分の人が購入して、残り人はデッキにある給湯器を利用してカップラーメンで夕飯のようでした。17時になると各種おかずを乗せたワゴンがまわってきて、指さしで選ぶとごはんとおかずが入った発泡スチロール容器とスープが渡されてました。この時になって、ようやく中段を跳ね上げることができたので、下段でゆっくり食事を食べることができました。

ハノイからTN1列車でフエへ
▲同室の乗客たちと夕飯

ハノイからTN1列車でフエへ
▲ごはんの上に野菜、ソーセージ、鶏肉、ガンモが乗りボリューミー

夕飯が済む頃には日もすっかり落ちて外は真っ暗。乗客の方々と雑談をしていましたが、19時に中段の住人がベッドをセットするとのことで、自分も早朝下車のことを考えて目覚ましを4時にセットして寝ることにしました。寝台は思ったよりも寒くなく、夜中に停車・出発で何度か起きたものの無事に4時に起床できました。

列車は、予想通り遅れてフエ駅に5時に到着しました。外はまっくらでフエ駅の待合室でしばらく時間をつぶしてから出かけることにしました。[2014.12.30-31現地訪問]

<【海外の鉄道】ベトナム鉄道縦断1726.2km<その8>駅舎が2つあるフエ駅
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/17262km-f5c3.htmlに続く>

ハノイからTN1列車でフエへ
▲午前5時フエ駅に到着。外はまっくらです

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