【自転車】タイレルの最上級モデル・FSXに試乗する
H25.9.1 友人がタイレル・FSXを購入し、さっそく試乗させてくれるということで出かけました。
タイレルは小径車を得意とする国産ブランドで、これまで分割モデルとして『FX』がありましたが、2013年は最高級分割型の『FSX』がラインナップに加わりました。標準モデルのFXは「サイクルモード2013」で試乗して、自分が乗っているDAHONの『DASH X20』と安定性や走行性能がほんとそっくりで「デザインは違うが、ほとんど印象が変わらない」という感じでした。つまり、人が買うならもちろんお勧めしますが、DAHONかタイレルかは買う人の好みというのが『FX』でした。
▲個性的なフレームが印象的で、かっこ良い
そんな感想を持っている中でFSXの試乗でした。
Tyrell FSXの概要は次の通り
ドロップハンドルモデル ¥325,500-
フレーム:アルミ#7005合金 ダブルバデッドチューブ
ホイール:AM-9ブラック 20インチ(28-406)
フォールディングフォーク:カーボンモノコック製
変速:2×10スピード
タイヤ:シュワルベ DURANO Folding 28-406
コンポーネント:SRAM Force
完成車重量(ペダル含まず):8.5kg
FSXの実車をまず持ってみます。所有者のサドルバックやドリンクホルダーが付いていて、素の重量ではありませんでしたが、それでもDASHより明らかに軽い・・・。保有するDASH X20はペダルなしで8.9kg、対してタイレルFSXはペダルなしで8.5kg。400gなのですが、自転車ではこのぐらい差でも大きく感じます。
実際に乗ってみると、フレームの剛性が良く自転車全体がビシッと引き締まった感じがして、折り畳み自転車とは思えないほどです。また、FXよりも大幅にフロントフォークが改善されていることもあって、振動吸収性が良く、これなら長距離を乗っていても手が疲れないかもしれません。そして、低速~巡行までとても安定していて、これには、参りました。常にハンドルを抑える必要があるDASH X20は、じゃじゃ馬に乗っていること痛感しました。
▲折り畳み状態。複雑に見えますが、行程は簡単でした
変速関係は、新車ですからもちろんサクサクっとクイックに動いてくれます。スピードは、走り出しも巡行もDASHに比べると軽量化さてタイヤ幅が0.9のFSXがもちろん速いと思いますが、20インチ車で歯車比も似たりなので、劇的な差ではないかと思います。
独特の折り畳み機能となっていますが、慣れると簡単そうで、ドロップハンドルタイプですが、輪行袋の中にフレームが遊ぶことなくおさまります。畳んだ形が横から見ると四角なので、持ち歩きしやすそうです。
日本製らしく随所に凝って複雑な機能や精度の高い部品がありましたので、性能を維持するためには、丁寧な扱いはもちろんのこと、いろいろ気にかけてマメに清掃、そして調整・メンテが必要かなと思います。
高価で素晴らしい自転車ですが、ガサツな性格の人には向かない自転車かもしれません。
タイレルwebサイト
http://www.tyrellbike.com/
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