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【書籍】梅原 淳著/なぜ風が吹くと電車は止まるのか 鉄道と自然災害

なぜ風が吹くと電車は止まるのか

鉄道の防災に関するコラムで、これまで専門家以外ではあまりテーマにならなかった話題を新書で扱っています。
鉄道事業者に媚することなく辛口コメントもあり、はじめて知る情報も多く、面白い新書でした。

なぜ風が吹くと電車は止まるのか―鉄道と自然災害
PHP新書816
著者:梅原 淳著
定価:780+税
新書: 238ページ
出版社: PHP研究所 (2012/8/11)
言語 日本語
ISBN-10: 4569803482
ISBN-13: 978-4569803487
発売日: 2012/8/11
商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.8 cm

<目次>
プロローグ 東日本大震災と鉄道
 鉄道140年の歴史と、東日本大震災で受けた衝撃
 東日本大震災の大地震による揺れの被害
 東日本大震災の大地震による津波の被害
 首都圏でも多数の帰宅困難者が発生―鉄道ターミナルに押し寄せる
 福島第一原子力発電所の事故によって生じた鉄道への影響
第1章 地震と鉄道
 線路は案外揺れに弱い―地面に置かれるだけの基礎、崩れやすい盛土
 基礎がコンクリートの線路が強いとは限りらない―「耐震」「免震」「制振」
 新幹線の地震対策―早期地震検知システムも「直下型」には苦戦
 システムに標準がない?―鉄道会社でまちまちな在来線や私鉄の地震対策
 地震が発生すると、なぜ運転再開まで長い時間を要するのか?
 「地震のとき地下鉄のほうが安全」は本当か?―ただちに地上へ避難すべき
 鉄道を利用していて大地震に遭ったらどうすればよいのか?
第2章 雨と鉄道
 いちばん身近な大敵―雨はなぜ鉄道に害を及ぼすのか?
 トンネル内の線路、変電所の冠水―ゲリラ豪雨の恐怖
 鉄道会社の雨量を図る仕組み―どのくらい降ったら運休になるのか?
 雨がやんでも安心できない?―時間を置いて盛り土が崩れた転覆事故
 雨で橋梁が流される―河川自体の耐久力と合っていない場合も
 盛土や斜面への補強工事―杭打ち、コンクリート、排水バイプ
 河川の洪水からいかに橋脚を守りのか?―周囲の土砂の流出を防ぐ
第3章 嵐と鉄道
 近年なぜ鉄道がよく止まるようになったのか?―運休の原因の多くは風
 「少々の風で列車は止まる」は本当か?―他の交通機関に比べば断然強い
 強風が引き起こした悲惨な事故―羽越線特急「いなほ」脱線事故
 どのような条件なら「いなほ14号」の脱線事故は未然に防げたのか?
 悩ましい立地条件―海岸線の鉄道は「波による浸食」との戦い
 腐食をもらたす塩害―冬季に厳しい季節風にさらされる地域ほど過酷
 塩害が誤算で短命に―「経済性重視」で採用したキハ130形
 風速計と風向風速計―列車の運行を止める判断の基礎データに
 風の威力を和らげる防風柵と防風林―北海道での涙ぐましい努力
 車両、レール、架線、施設―雷が落ちたらどうなるか?その対策は?
 原因は落雷だけだったか?―中国の高速鉄道追突事故
第4章 都市の鉄道と災害
 運転見合わせ―実際の不通区間はわずかでも、広範囲に影響するのはなぜ?
 国鉄時代とは様変わり―大幅な合理化と、CTC化による列車の集中管理
 人間が生み出した災害―鉄道の人身事故はどう集計されているか?
 飛び込み自殺は多すぎて、鉄道会社が国土交通省に報告しきれない?
 ホームドア設置の優先順位の難しさ―飛び込みは通過駅のほうが多い
 車両が停電したらどうなる?―頼りはバックアップ電源の蓄電池だが・・・
 走行は無理、空調も動かない、照明もわずか―消費電力の大きな壁
 蓄電池をたくさん載せるには、重さもスペースも限界がある
 ラッシュ時の混雑でなくても―最後にものを言うのは利用客の体力
 鉄道の火災事故の教訓―車両の「難燃性」はどのくらい?
 紙の広告、乗客の衣服、危険物の持ち込み―それでも車両は可燃物であふれている
 消火器は必ずあっても、火災報知機とスプリンクラーはない
 炎が見えたら、乗務員の指示がなくとも一刻も早く非難すべき
 鉄道は電力会社の大口消費先―でも専用の送電網があるわけではない
 JR東日本と関西電力の稀有な存在―自前で発電するより買ったほうが安上がり
 鉄道会社の広大な敷地に注目―メガソーラーが続々と建設される時代に
 太陽光発電だけで電車は走るのか?―一見、絶望的な数字が並ぶが…
 電力不足になると、なぜ「各駅停車」の列車ばかりになるのか?
 通過主体の列車―カーブでの減速、再可読は意外に電力を食う
 各駅停車―一度、加速すれば「惰性」で次の駅まで着いてしまう
 「省エネ走行」のN700系新幹線電車―直線区間とほぼ同じ速度でカーブが曲がれる
 間引き運転は利用各に影響大―もとから「1時間に1本」の路線はどうする?
 力行時間の削減で消費電力31パーセント減―しかも所要時間は変わらず
 あの手この手で節電対策―夏場だけディーゼルカーに置き換える
 500万人の帰宅難民―結局、鉄道を代替できる交通機関は存在しない
 身動きが取れない混雑―ラッシュ時の大震災は予想も対策もできていない
 「地下鉄サリン事件」が契機となったテロ対策―鉄道が再び標的となる恐怖
 東海道新幹線の徹底したテロ対策―運転士による通報、車掌の間断ない見回り
 車両が転覆したり、粉々に破壊されるような可能性が低い。しかし乗客は…
 老朽化する鉄道インフラ―明治時代の建造物が今でも列車の走行を支える
 東京都市でも、新水道橋架道橋、東京高架橋などは築100年オ-バー
 掘り起こしてみないとわからない―目に見えない部分の老朽化をどう判断するか
 大規模な耐震補強対策―都心では改築する前に「仮の橋」を架ける場所がない
第5章 人に話したくなる鉄道の災害対策
 ◆車両編
 鉄道の車両に「衝突安全基準」は設けられているのか?―日本と鉄道の違い
 鉄道を利用するときはどの車両に乗れば安全?―先頭車は避けるべき
 車両の窓が割れたら破片でケガをするか?―安全ガラスにも複数の種類
 車両の雪かき器はどのくらい役に立つか?―東北新幹線でもその威力を発揮
 ◆線路・施設編
 駅から見える、これから延びてゆくような線路は何?―過走余裕や安全側線
 プラットホームの屋根の断面はなぜY形が多い?―雨の日に乗客が濡れないため
 トラス橋の鉄橋の形状は列車をガードするため?―橋脚の間隔を延ばせる
 最近、景色が見づらくなったのはなぜ?―線路沿いの安全対策と通信ケーブル
 まくらぎの下にバラストを敷き詰めるのはどうして?―大きく分けて4つの役割
 大阪駅にはなぜ3段くらいの短い階段が多いのか?―深刻な地盤沈下の問題
あとがき
参考文献

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