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【鉄道】列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)by DAHON DASH X20

線路の復旧を願って、不通区間は自転車で代行して全線を走破します。

青森から福島県までほとんどの被災地を訪れていますが、ようやく写真が撮れる心境になりましたので、アップすることにしました。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)

H24.8.19(日)
<鉄道区間1>
931Sあおば通9:32→高城町10:06[205系4両]
<自転車代行区間>
高城町駅10:20→陸前小野駅11:30
<鉄道区間2>
7225D陸前小野12:42→石巻13:04[キハ1102両]

仙石線の走破ですから、まずは、あおば通発高城町に乗車しました。ガラガラで出発しましたが、仙台からどっと乗り込んできて半分ぐらいの方は立つ状態となりました。本塩釜を過ぎると客の大部分は行楽客で、松島海岸に到着するどっと下車。結局、代行バスの乗り換え拠点にもなっていない終点・高城町まで乗車したのは10人足らずでした。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲全線走破なので、起点あおば通駅から電車に乗ります

現在は高城町と陸前小野が不通区間となっていますが、代行バスの区間は松島海岸と矢本となっています。※上記図参照 一緒に下車した人の中には、石巻方面へ乗り継げるものと思った人がいて、代行バス停「高城町」の位置の説明を駅員から受けていました。

元民鉄であった仙石線らしく高城町駅前は民家が建て込んだところにあって、大きな広場はなく、当然、大型バスの乗り入れはできませんので、代行バスの拠点が松島海岸駅となったようです。一方の陸前小野駅も駅前広場はあるものの乗り入れ本数が極端に少ないことから代行バスの起点・終点とはなって行っていません。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲松島海岸を過ぎるとガラガラの車内となりました

駅舎脇でさっそく自転車を組み立て、10:20に不通区間を代行するべく高城町を出発しました。高城町周辺は細い路地が入り組んでいますが。、そこを通って代行バスルートとなっている奥松島パークライン(県道松島公園線)へと入り、松島町中央公民館代行バス「高城町」をチェックしに行きました。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲10:06高城町に到着。ここから先は列車代行自転車となります

この県道は、ほぼ仙石線と並行して走っていますが、一部駅は道からちょっと入ったところにあるため代行バス停は、駅に近い路上となっています。高城の街を抜けから田んぼの中を10分ほど走って手樽駅バス停に到着。隣接する現在は使っていない駅を見にいってみましたが、レールは完全に雑草に覆われ、ホームがあるので駅ということがわかりますが復興に兆しはありませんでした。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲高城町駅で自転車を組立て陸前小野に向けてスタート

再び10分ほど走り、陸前富山駅バス停を通過しました。駅は県道から200mほど奥にあって、ここも駅前は狭いので県道上に設置されています。この先は線路は松島湾に沿って走り、道の方は山寄りアップダウンしながら野蒜へと進んで行きます。ところどころ仙石線が見えますが線路には草が生えて、架線柱も傾いたままになっていました。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲駅とはかなり離れている高城町代行バス停。奥に町営バスが見えます

そして陸前大塚駅へ。県道が駅の前を走っているためバス停も駅前に設置してあり、ここで代行バスの写真を撮るためひと休み。この駅は松島湾に面しているものの津波による被害は少なかったとのことでしたが、線路は湾曲して、砂利の一部は流れ出して、ホームはデコボコ、断線したケーブルが垂れさがっているなどして痛々しい姿のままです。駅前の周囲の民家も以前のままでしたので、津波被害はそれほどでもなかったことが推測されます。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲手樽駅の現状。手を入れないと草に覆われるがまま

陸前大塚駅を出発して道路は岡を一つ越えますが、この岡の下は津波による壊滅的被害地帯で、今まで風景とは一変しました。土台だけになった街の中に東名駅跡を見に行きました。陸前大塚から陸前小野駅手前にある鳴瀬川鉄橋までは、内陸移設で復旧することが決まっているので、東名駅が復活することはありません。

既にレールはなくなり、道床だけになっていますが、地元の人たちが手入れしているようで、手樽駅のように草に覆われていることはありませんで、駅前では行う夏祭りのお知らせもありました。ホームの手すりなどは津波の圧で曲がったままになっています。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲陸前大塚-陸前富山間の架線柱は傾いたまま放置

東名駅からは、東名運河に沿って野蒜駅まで向かいます。この周辺は、津波被害が甚大でちょうど205系がV字に流されたあたりになります。建物は基礎だけになっていて、一部壊れた家屋が残っている程度となっておて、がらんとた街の中に野蒜駅がポツンと残っていました。この駅舎はコンクリート造りであったために原型はとどめていますが、今は内部は閉鎖されていて、広場がバス停に使われだけになっていますが、日傘さしてちょっとした休憩場をボランティア団体が提供していました。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲陸前大塚駅。地震でホームは波打っていました

野蒜駅からは、時間もあるので遠回りをして野蒜海水浴場を見てから鳴瀬川の堤防を走り、鳴瀬大橋から国道45号に合流しました。この橋で吉田川・鳴瀬川を渡ったところが小野地区で、11:30に復旧にあたって新築された陸前小野駅に到着。高城町から陸前小野まで、あちこちに立ち寄ってゆっくり走っても1時間強でした。駅周辺は津波が入り込んで、震災後しばらくは痕跡がありましたが、今ではそれも目立たなくなっていて一見すると復旧が進んでいるようにも感じました。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲陸前大塚駅前に停車する矢本行きの2両の代行バス

陸前小野からは仙石線の列車で石巻へ向かうことになりますが、大部分は矢本折り返しとなっていて、小野駅にやってくる列車は非常に少なく一日わずか4回と秘境駅並みです。それでも売店・観光案内を兼ねた委託駅となっているため、係員が常駐していてきっぷの発券と飲み物やスナック菓子の購入が可能でした。

陸前小野から矢本までは簡単に自転車で走れる距離ですが、今回は『列車代行自転車』という企画ですので、12:46陸前小野発の列車を待つことにしました。駅前や駅をブラブラして観察しました。この駅は震災前に行き違い施設がありましたが、行き違い線路はそのままに、現在はそれを無視した形で仮設ホームが作られていて1線のみを使用するようになっていました。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲途中立ち寄った東名駅。地元の人が手入れしているのか草が少な目でした

待つこと1時間、12:36に石巻発のキハ110の2両編成が数人の乗客を乗せて到着しました。乗客も少ないのでワンマンなのかなと思っていましたら車掌が乗務していました。12:46定刻に数人の乗客を乗せ石巻に向けて出発。鹿妻から1人の乗客が乗り、矢本からは代行バスの連絡があったのか座席の半分が埋まるぐらい乗車。停車ごとに乗客は少しづつ乗ってきて石巻到着時は立ち客もいるぐらいとなっていました。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲津波の直撃を受けた野蒜駅。既存ルートでの復旧を望む看板がありました

自転車で代行しました震災後初めて仙石線を走破しました。震災前であれば約1時間で行けた仙台・石巻ですが、今ではすっかり遠くなってしました。あらためて仙石線の復興の必要性を実感しました。

かえりはそんなことを考えつつ、戻りは石巻から仙台まで走ってまして、所要2時40分。ほぼ行きと同じ所要時間でした。

列車代行自転車・仙石線(あおば通り→石巻)
▲鳴瀬川の堤防を走り、仙石線の鳴瀬川鉄橋をくぐります

陸前小野駅
▲新築された陸前小野駅に到着

陸前小野駅
▲従来のポイントの上に関係なく設置された仮設ホーム

仙石線キハ110(陸前小野駅)
▲陸前小野駅で出発を待つ石巻行き

仙石線キハ110(石巻駅)
▲石巻で下車する乗客たち。けっこう乗っていました

仙石線キハ110(石巻駅)
▲石巻駅・仙石線ホームで待機するキハ110系

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