【鉄道】天竜浜名湖鉄道<その1>ウォーキング大会で大賑わい
▲天竜浜名湖鉄道・桜木駅に到着する2両編成の列車
公募鉄道社長サミットに参加した後は、ウワサでは暗雲が立ち込めてきたらしい「天竜浜名湖鉄道」を訪れてみました。
静岡からの普通電車は、リュックサックを背負った年配の人でいっぱい。もしかして思っていたらみなさん掛川で下車、天竜浜名湖鉄道へ向かう人たちでした。本日はJR東海と天竜浜名湖鉄道共催のウォーキング大会が細谷駅を起点に行われるそうで、数から推測するに人気のあるイベントのようです。
▲天竜浜名湖鉄道・掛川駅。ウォーキング大会参加者で混雑
天竜浜名湖鉄道鉄道の掛川駅にいってみると臨時キップ売り場が設けられて人が行列。これでは、フリーきっぷを買って8:57発の新所原行には乗れないかなと思っていたのですが、結局、混雑で3分ぐらい遅延したための乗車することができました。しかし、多客対策ようで2両編成となっていましたが車内は混み合っています。しかもみなさんリュックを背負っている上に、首都圏のように車内では、つり革や握り棒が少ないために、乗っているのがけっこうツライ状態でしたので、文化財にもなっている桜木駅ですぐに下車してしました。
▲混雑で3分ほど遅れて出発した新所原行117列車
▲ウォーキング参加者で混み合う車内。まぁいいことではありますが・・・
117列車 掛川8:57⇒桜木9:04
桜木駅は、駅舎と上りホームが有形文化財になっていることもあって小さいながらも好ましい木造駅舎です。わずか20分の滞在でしたが、管理人がいるため待合室なども小奇麗にしていて、雰囲気の良いところでした。ついでに列車を待っていると管理人と思わしき女性から飴をちょうだいしました。
▲有形文化財指定の桜木駅。ポストが残念です
▲天竜浜名湖鉄道・桜木駅。線路側から
▲管理人が常駐していますので待合室はこぎれい
819列車 桜木9:20⇒遠州森9:38
次の列車は1両編成なので、混んではいるものの、ピークは過ぎたのか、先ほどの117列車ほどではありませんでした。座るところはありませんので立っていましたが、細谷駅でどっと人が降りてしまったので座ることができました。列車から見える細谷駅周辺は、ウォーキング参加者がたくさん歩いていてにぎわっていました。窓側に座り静かになった車内でローカル線を楽しみながら、有形文化財になって遠州森駅にて下車。ここは駅員がいる駅で、硬券の入場券もあるので、購入しました。
▲細谷駅で大部分の乗客が下車。がんばって歩いてください
▲遠州森駅。シンプルな駅ですが、良い木造駅舎でポストもグットですが、脇のへんな構築物がじゃまです
ここでは後続の列車まで約40分ありますので、じっくりと駅を見学できました。待合室も桜木駅とは違い、ある意味で手を加えていない昔ながらの「素」の良さがあるものでした。外見は鉄道模型のストラクチャーのような旧国鉄・標準的仕様の木造駅舎。入り口には、昔ながらのポストあるのはたいへんグッドなのですが、入り口脇に後から作ったと思われる、なんかへんか建造物があるのが邪魔でした。文化財に指定したあとは、見せる工夫もほしいものです。
▲遠州森駅の出札口と待合室
▲一部折り返し列車もあるので3番線まであります
駅前の観光案内所で係員の方と立ち話。
この鉄道の存廃の話題にもなりまして「西鹿島から新所原はお客が少ないものの西鹿島から掛川は乗っているとのこと」で、自分が携わったくりはら田園鉄道のときの話を交えながら「やはり鉄道を存続させてゆき必要がありますよね」などと盛り上がりました。平日は厳しいのでしょうが、ウォーキング大会でこれだけ人が来るという立地は東北地方のローカル線にはうらやましい限りです。
続いて、構内見学ツアーに参加するために天竜二俣駅へ向かいます。
<【鉄道】天竜浜名湖鉄道<その2>毎日開催!文化財見学ツアー・天竜二俣駅
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-49dd.htmlに続く>
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▲交換待ちの列車の前を学生が構内踏切で渡る・・・。すっかり見なくなったなつかしい鉄道風景
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