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【バス】[モンテネグロ・ボスニア]ポドゴリツアからサラエボへの路線バスの旅

<【海外の鉄道】[モンテネグロ]バールから列車でポドゴリツアへ
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▲ポドゴリツア発サラエボ行きの行き先表示

ポドゴリツアに泊まってもよかったのですが、閑散とした近代的な街並みであまり面白くなさそうな感じがしていました。駅前にあるバスターミナルにいってみると、午後から便があり、当日中にサラエボに着けることが分かったので、国際バスに乗ることにしました。料金は18.5ユーロでした。

バスの大まかなルートは、
13:35ポドゴリツア発
ニクシッチ(Niksic)、国境越え、フォチャ(Foca)経由
サラエボ(セルビア人側)17:00着

ポドゴリツアからサラエボまでのバスの旅

車輛は、最前部と中央にドアがあるいわゆる観光バスのような外見で、室内は中央に通路があって左右に2人掛け座席が並んでいます。座席の半分ぐらい乗客を乗せて、時間通り13:35にターミナルを出発しました。市街地のバス停で何人かの乗客を拾い、10分もしないうちに街の外へ出てしました。まずは、ポドゴリツアから北西に伸びる道路E762号でニクシッチを目指します。道路はひたすら登り坂で、はるかに見える山岳地帯に向けて高度を稼いでいます。遠く向かい側の山裾には、ポドゴリツアからニクシッチへ向かう非電化の鉄道線路が見えていて、かなり雄大な車窓が楽しめそうな感じでした。ただ、あちらは運転本数が非常に少ないため、乗車するのはなかなかたいへんだと思います。

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▲ニクシッチに停車中のサラエボ行バス

バスはあまり新しくありませんが、片側1車線の舗装道路で、信号機もほとんどなく、カーブが緩やかで、60kmから80kmぐらいで巡航しますので、乗り心地は悪くありません。しかし高速道路ではなく、一般道路を走りますので、乗降があれば小さな停留所で止まり、もちろん途中区間の利用の人たちもいますので、長距離を走りますが、生活路線バスでもあります。

ポドゴリツアからサラエボまでのバスの旅
▲国境地帯へと高度を上げてゆきます

高原地帯に入り、道路が平坦なところを走り始めてしばらくしてニクシッチで停車して、乗客数人が降りてゆきました。ニクシッチからは山岳地帯に入ってきて、どんどん高度を上げてゆきます。対向車も少なくなり、車窓に見える集落も少なく、規模小さくなってきました。だいぶ空が近くなってきたなと思っていると峠を越えたようで、下りはじめると、雄大な山々の間にある湖の風景が見えてきました。

ポドゴリツアからサラエボまでのバスの旅
▲国境手前に広がるダム湖は圧巻です

道は湖の方へ続いているようで、どんどん近づいていてきて、橋で湖をわたりました。そして、今度はひたすら湖畔を走りはじめました。結局1時間近く湖を見ながらの走りになりましたが、地元の乗客たちは慣れているか興味を示していませんが、非常にきれいな景色で日本であれば観光地になること間違いなしです。

ポドゴリツアからサラエボまでのバスの旅
▲しばらく湖畔を走ります

湖の作っているダムを通過すると渓谷沿いに沿って走りはじめした。ほとんど人が住んでいないようで道路も片側1車線ですが少し狭くなり、カーブもきつくなって車体は右、左に振られます。既にボスニア・ヘルツエゴビナに入ったのかどうかよくわからないままで、疑問に思っているとドライバーから「パスポート!」の声がかかりました。

ポドゴリツアからサラエボまでのバスの旅
▲フォチャ停車中

モンテネグロ側の国境事務所に到着して、バスに係員が乗ってきて、パスポートを預ってゆきました。誰もひっかかることなく15分程度出国手続きが完了しました。そして、バスはゆっくりと動きはじめ、国境となっている小川を鉄骨で組まれバス一台の幅しかない仮橋を左右に揺れながら渡り、ボスニア・ヘルツエゴビナへと入ってきました。

ポドゴリツアからサラエボまでのバスの旅
▲ほぼ定刻17時にサラエボターミナル(セルビア側)に到着

ボスニア側の国境事務所にバスが停車して、ここでも係員が乗りこんできてパスポートを預り入国手続きを行います。川を隔てただけですが、事務所付近では舗装もされておらず、建物もそじていてモンテネグロとは違う雰囲気が伝わってきます。もちろん両替所もなければ、そのようなサービスもありません。国境ということで国連もいるようで「UN」の車両もいました。

ポドゴリツアからサラエボまでのバスの旅
▲サラエボ・セルビア人側のターミナル全景

 国境からバスが動き出すと、舗装はされているものの完全に田舎道で、対向車がくれば行き違いに一苦労という感じの幅しかなく、しかもカーブだらけでバスの速度もぐっと落ちてしまいました。このままこのような道が延々と続くのかとうんざりしていると、フォッチャのバスターミナルに到着。15分ほどの休憩となり、乗客が乗り込んできて座席はほぼ埋まりました。道の方は、幹線道路となったようで、片側1車線となり道もよくなりました。山間の道を順調に走り、陽も落ちて薄暗くなりはじめた17時にサラエボのセルビア人側バスターミナルに到着しました。

ポドゴリツアからサラエボまでのバスの旅
▲ターミナル付近から中心部へ向かうトロリーバス

 このバスターミナルには、国際バスが発着する割には、両替所やATMもありません。ガイドブックの情報を基に、近くのショッピングセンターのATMでキャッシングできましたが、もしその機械が使えなければかなり厳しい状況になりそうです。さらにサラエボ中心部に行くためには10分ほど歩いたトロリーバス乗り場まで行かねばらないのですが、案内などなく自力で行くことになります。はるかにトロリーバスが道路に出てくることを見つけたので、なんとか乗り場の当たりをつけて、トロリーバスに乗ることができましたが、暗くなって、いきなりセルビア側バスターミナルに到着するとけっこうな試練となるかもしれません。

無事に中心部でトロリーバスを降りて、すんなりとサラエボの宿がきまりました。

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【海外の鉄道】[ボスニア]サラエボの路面電車<その1>に続く>

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