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【海外の鉄道】[台湾]終焉近い南廻線の旧型客車に乗る

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枋尞駅(南廻線/台湾)
▲枋尞駅、台湾でももっとも南にあるので気温も高めでした

ちょっと前まで台湾のどこでも走っていた旧型客車も急速に数を減らして、今や南廻線の枋尞と台東間の下記の一往復となってしました。

普快車3671 枋尞12:08/台東14:20
普快車3672 台東17:25/枋尞19:34

 以前、この車両が当たり前だったころは暑いので避けていたのですが、「いよいよ無くなるらしい」といわれると乗りたくなってしまうのが鉄心というものです。明るいうちに走る普快車3671の乗ることにしました。

台湾の旧型客車(枋尞駅)
▲枋尞駅の側線に前夜から留置されている旧型客車編成

 旅の途中で話をした日本鉄の方によると、この列車は両開きドアを持つインド客車だけで構成されることもあって日本型となるのかどうか運次第とのこと。DR2700を乗り終えて、台東から枋尞に着くと側線に旧型客車3両とDLが留置してあるのが見えました。近づいてみると、編成は台東←40TPK32200+SPK32700+SPK326700→枋尞となっていました。インド客車だけだとモチベーションが下がるなと心配していただけにラッキーでした。

台湾の旧型客車(枋尞駅)
▲11:30過ぎにバックで一旦本線に引き上げ、1Aホームに入線してきます

 客車の運用は、夕方に3672列車で台東から枋尞にきて駐泊、翌日3671列車で台東に戻りますが、同じ編成が毎日いったりきたりしていおらず、台東で入れわかるようです。ちなみ乗車した日の夕方の台東発枋尞行3672列車は、インド客車2両+日本製1両、つまり翌日の台東行はその編成ということになります。

台湾の旧型客車(枋尞駅)
▲1Aホームで出発をまつ普快車3671 

11時半過ぎに、そろそろ旧型客車が動き出す頃ではないかなと思い入場券で構内に入ると、旧型客車に連結されているR100型機関車もアイドル状態になっていました。駅の時刻表と案内表示から推測すると旧型客車は1Aホームになるはずと予想して、ホームの端でカメラを構えていると編成が一端高雄方面に引き上げて、1Aホームに入線してきました。

普快車3671列車(台湾/南廻線)
▲最後尾の車両は団体さんでいっぱいです

2両目(中間)の日本製客車の真ん中付近の海側シートをキープ。車内はガラガラなのでこのまま出発だろうと思っていたところ駅に観光バスが横付けされ、最後尾の日本製客車は満員に、さらに2両目も11:40に高雄方面から自強号が到着すると旧型客車を目的とした方々が乗り込んできました。混み合う程ではありませんが日本人鉄も何人かいるようで、非常にマニアックな乗客構成となっていました。

普快車3671列車(台湾/南廻線)
▲枋尞を出発して次の加緑駅で自強号と交換します

普快車3671は12:08に枋尞を定時発車、一つ目の停車駅「加緑」でさっそく3分停車し、自強304号と交換します。昨日も通りましたし、本日も数時間前に通ってきた場所だけに沿線の状況はつかめてきましたので、窓からの写真も余裕でパチリ。進行右側に海を見ながら枋山付近まで走り、ここからは山へと入りダイナミックな風景を楽しみました。

12:40枋野信号所着。ここで後続の莒光51号に抜かれました。ここから先は長大トンネルで峠を越えて、山間の人気も少ない古荘に停車、大武の先から再び太平洋が見えてきます。車掌氏には「日本人鉄」であることがバレバレなので、金崙駅では5分停車で交換と教えてくれまして、ホーム端で対抗列車が停車中の旧型客車を撮ることができました。

普快車3671列車(台湾/南廻線)
▲窓をあけて車窓の海を見られるは、普快車の楽しみ

 知本でも莒光52号と交換しますが、マニア度の高い乗客が多く、交換や追い抜きはみんな知っているようで停車の度にカメラを持った方々が集まってきます。温泉で有名な知本を過ぎると海も見えなくなって、台東へ向けてにラストスパートとなります。列車は、台東のひとつ手前の康楽駅に停車しますが、最後尾の団体さんはなぜが全員下車、駅前にはバスが待っているようでした。

普快車3671列車(台湾/南廻線)
▲山間の信号所のような枋野で後続に抜かれました

枋尞を出発して2時間余り、窓をあけて、風を受けながら、レールを刻む音もなどもいよいよ終了で、14:20分定時台東駅に到着しました。

そろそろ終焉のウワサが出る台湾の旧型客車、その昔、東北や山陰などで旧型客車はこんな音がしていたなといろいろ思い出しました。季節も良かったこともありますが、今回じっくりと乗っておいてよかったなという感じです。

普快車3671列車(台湾/南廻線)
▲長大トンネルを抜けると再び海が見えてきます。最後尾の通路は窓のない展望車です

さてさて、ここからですが台東15:00発の莒光706号で今来たばかりの南廻線を再び戻り、新左営(=台湾高鐵左営駅)まで乗り、そこからは新幹線で台中へと向いました。

<台中の宿情報>
富春大飯店
台鉄・台中駅を背にして左正面。駅から徒歩1分。
シャワー・トイレ付シングルで1泊630元
地球の歩き方の写真ほど実際にはきれいではありませが、自分はまったく気にならないレベルで3泊しました。

普快車3671列車(台湾/南廻線)
▲金崙駅で交換待ち

<参考>
第3671次 普快車各駅時刻(2011.12現在)  
     着/発
枋寮      12:08
加祿 12:16/12:19 交換
內獅 12:24/12:24
枋山 12:30/12:30 
枋野 12:40/12:46 追い抜き
古莊 13:04/13:05
大武 13:09/13:11
瀧溪 13:22/13:23
金崙 13:33/13:38 交換
太麻里 13:49/13:50
知本 14:02/14:04 交換
康樂 14:12/14:13
臺東 14:20

<【鉄道】[台湾]高雄市内にある橋頭糖廠のナローを訪ねる
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[2011.12訪問]

普快車3671列車(台湾/南廻線)
▲知本で交換した莒光号は重連でした

普快車3671列車(台湾/台東線)
▲台東に定時到着の普快車3671 

普快車3671列車(台湾/台東線)
▲ホームを挟んだ反対側には、旧塗装のR101が登場!

普快車3671列車(台湾/台東線)
▲あれあれと思っているうちになんと旧型客車に連結。まさにラッキー

普快車3671列車(台湾/台東線)
▲R101が推進運転で旧型客車を車庫に回送してゆきました

台中駅の夜景
▲大晦日の台中駅の夜景。富春大飯店の部屋から撮影

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