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【海外の鉄道】〔イタリア〕港町ジェノバの鉄道乗り歩き<その3>古典車輌使うラック鉄道と地方鉄道

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ジェノバで一番渋い乗り物がプリンペチ駅近くから出ているラック鉄道でしょう。なんといっても小さな古典電車1両いったりきたりしていて、まさに模型チックな世界です。fsプリンペチ駅からメトロに乗り換えるときに、ちらっと乗り場と車輌が見えましたので、迷うことなくアクセスできました。

ジェノバのラック鉄道
▲ディズニーランドで走っても良さそな、かかわいい古典車輌が使われているジェノバのラック鉄道

乗り場は、プリンペチ駅構内をまたぐ陸橋のたもとにあるのですが、fsプリンペチ駅から歩くと「ぐるっ」とまわらなければならず必ずしも乗り換えは便利ではありません。乗り場にいってみるとちょうど真っ赤で小さな電車がゆっくりと降りてきました。窓まわりなど見るからに古典的な電車でうれしくなってしまいます。車内は木のベンチですが、内外ともに昔からのスタイルを大事にしながらリニューアルされているようです。

ジェノバのラック鉄道
▲室内は木室となっています。傾斜がついているので、車内は階段状になっています

今回訪問では、この電車が楽しみひとつだったので、喜び勇んで乗ってみたのですが、出発してすぐの一つ目の停留所Centunone に到着して、ドライバーから「終点」と告げられてしまいました。路線図では、プリンチペからGranaroloまでの1.1kmに途中4つの停留所があるものの廃止なったのか、それとも工事中なのかは不明ですが、2009年5月に運行区間はほんのわずかな距離しか動いていませんでした。線路の脇には道もあるので、歩いて降りてきても数分でしたので、上りはともかく下りの乗客もとても少なく将来がちょっと心配になります。なんとか復活して末永く走ってもらい電車です。

ジェノバのラック鉄道
▲電車がプリンチペへ下りてきました。上の終点は写真で人が写っているあたりなので、運行距離はわずかです

イタリアは、トレンタリア(国鉄)のほか各地に民営鉄道が存在しますが、ジェノバから「ジェノバ-カセッラ鉄道」という私鉄が出ているので、その起点「Genova Piazza Manin駅」を訪ねてみることにし、もしチャンスがあれば往復乗れればと向かいました。

ジェノバ・カセラ鉄道
▲住宅地のなかにある小奇麗なGenova Piazza Manin駅。カフェもあります

Genova Piazza Manin駅は、細い路地を入った住宅地の一角にある小さな建物で、地図を持っていたので間違えることなくアクセスできましたが、駅は大通りから一段高いところにあります。その上、公共交通は、たまに来る64系統バス(起点終点が地下鉄やfs駅ではない)以外ありませんので、事前準備がないとアクセス難易度は高いので、タクシーのお世話になるのが一番かもしれません。

ジェノバ・カセラ鉄道
▲午後1時の列車が出発すると夕方まで動きがありません

この鉄道は、メーターゲージで直流3000vとなっていてGenova P.ManinとCasella Paeseまでの延長約24kmあります。地図でみるとクネクネカーブを描きながら北の山岳地帯へ走っていて終点の標高は400m以上あるようで、既に公共交通としての役割は終えてレクレーション的な路線のようです。車輌はボロボロですが、起点駅はリニューアルされたようで小奇麗になっていますが、列車の発着が少なく非常に閑散としていました。

ジェノバ・カセラ鉄道
▲一応現役の電車ですが落書きだらけ・・・。このような車輌が機関車役となり客車を牽引します。終点では機回しをします。

駅でもらった時刻表をチェックするとジェノバ発は10本設定されていますが、そのうち6本がバス代行となっています。片道1時間なので乗った列車で折り返せば、なんとかなりそうな規模なのですが、午後はバス代行ばかりで、13時過ぎの列車にのらなければ終点を往復することは不可能でした。カラーパンプレットには、1924年製の古典電車No29がトレーラーを引いて風光明媚な路線を走る写真があり機会があればぜひ再チャレンジしたいところです。ということで、最低区間のキップを記念に購入して構内で少々を写真を撮らせてもらってジェノバ乗り物三昧の一日を終了することにしました。

ギリシャから延々と鉄道に乗ってきた2009年の旅は、ジェノバからミラノへ戻り、翌日の飛行機で日本へ帰国することになりました。

AMT Genova(ジェノバ公共交通)サイト
http://www.amt.genova.it/

<2010年の旅/アルバニア・ボスニアヘルツエゴビナへ続く>
【海外の鉄道】〔イタリア〕ローマのトラム(路面電車)
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-742a.html

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