« 【書籍】鉄道建築ニュース2010年4月号 | トップページ | 【海外の鉄道】セルビアの鉄道本発見! »

【海外の鉄道】セルビアの保存鉄道「シャルガンスカ・オスミツァ」その2

【海外の鉄道】8の字ループを行くセルビアの保存鉄道「シャルガンスカ・オスミツァ」http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-dfd4.htmlの続きです。

シャルガンスカ・オスミツァ路線図
▲シャルガンスカ・オスミツァ路線図どうぞコピーして現地でお使いください

シャルガンスカ・オスミツァは、ウッジの西30キロにある8の字を描くように敷かれた線路で山を越える保存鉄道です。

わざわざここへ来たのもこの保存鉄道に乗るためですので、本日の第一便となる10:30分発に乗車します。蒸気機関車も期待したのですが、残念ながらディーゼル機関車でした。
編成は、液体式ディーゼル機関車(745-079/ルーマニア1990年代製)+客車(B3678/1925年製)+ 客車(Bs3486/2003年ルーマニア製)+ 客車(Cls5398/1923年)。客車は木造と鋼体の3両編成で、B3678の木造客車に乗りました。 

シャルガンスカ・オスミツァ
▲東欧のナローゲージで良く見かけるルーマニア製の機関車です

シャルガンスカ・オスミツァ
▲モクラゴラ駅にはカフェがあって発車までくつろげます

この鉄道を乗るには、途中駅往復コースなどの設定もありますが基本は往復乗車。乗客のほとんどがモクラゴラから終点スルガンビタシまでいって、モクラグラに再び戻ってきます。10:30発に乗ると13:00に戻ってきます。

シャルガンスカ・オスミツァ
▲1920年代に作られた客車がレストアされて走っています

シャルガンスカ・オスミツァ
▲車窓にはボスニア・セルビア国境地帯の山岳風景が広がります

第一便は10:30定時に発車です。セルビアの鉄道はとても時間にルーズで1時間遅れというのが日常ですがこちらは定時発車でした。駅を出てすぐに幹線道路を横断するのですが、道路の手前で一旦停車、車掌氏が降りて遮断機を下げます。そして列車が道路を渡りきると、再び停車、車掌氏が遮断機を上げて出発します。つづら折で高度かせいで、それでも登れなくなるとセミループで方向を大きく変えます。途中に駅もあるのですが、「行き」はパスしてノンストップでスルガンビタシまで一気に登り切ります。

シャルガンスカ・オスミツァ
▲トンネルも多いのですが、これも復活にあたり再整備したそうです

シャルガンスカ・オスミツァ
▲頂上駅ともいえるシャルガンビタシ駅。周りには車庫があるだけです

シャルガンビタシまでは所要45分。この駅には車両整備場があり動態保存の蒸気機関車も屋外に展示してあります。鉄道ファンであれば時間がつぶせますが、駅の周りには特に何もありませんので一般の人はもてあますことでしょう。15分後の11:30にモクラゴラへ向けて出発します。戻りは約1時間半をかけて各ポイントで休みながらの行程となります。

シャルガンスカ・オスミツァ
▲シャルガンビタシ駅に隣接した保管中の83-052(1923年ドイツ製)

シャルガンスカ・オスミツァ
▲こちらは3軸の1947年チェコ製の25-27。動輪がフレームの内側にあります

再び長いトンネルを抜けると、今度は下りこう配となります。ところどころで谷あいにあるモクラゴラの集落をはるか下に見ることができます。そして15分ぐらい走ったことで公園のように整備されているジャタレ駅に停車。ここでは約30分ほど停車して、休憩となります。駅にはカフェがあり軽食が出来るようなっていて、乗客たちはそれぞれに散らばって行きました。このあとは列車、各ビューポイントで停車しながらモグラゴラへと戻って行きます。

シャルガンスカ・オスミツァ
▲公園のように整備されたジャタレ駅

シャルガンスカ・オスミツァ
▲途中の展望ポイントで停車し眺望を楽しめます

8字の線路もトンネルなどがあるので、地図などをもって現在位置を確認しながら乗らないとこれから走る線路、走ってきた線路が次々に現れて、頭の中でこんがらかってしまうかもしれません。セルビア語の解説などはまったく分かりませんでしたが、日本では体験できない山岳越え鉄道はとても楽しかったです。

この鉄道は、観光用として再び線路を敷いて復活させたというのですから驚きとともに感心します。さらにモグラ・ゴラからビシェグラードまで、今の倍の距離を延長するということで壮大な計画となっています。海外の保存鉄道を見ていると日本の状況はいつも悲しくなってしまいますが、それはさておき、もしビシェグラードまで開通したのならば再びこの地を訪れてみたいです。(2009.5訪問)

シャルガンスカ・オスミツァ
▲ゴルビシ駅にはなんかの石があってみんな集まっていましたが理由は分かりませんした

シャルガンスカ・オスミツァ
▲途中の展望ポイントからモクラゴラ駅が見えました

この鉄道を詳しく知りたいときは、英語版の本も売店で売っています。
【海外の鉄道】セルビアの鉄道本発見!
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-8300.html

|

« 【書籍】鉄道建築ニュース2010年4月号 | トップページ | 【海外の鉄道】セルビアの鉄道本発見! »

海外の鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/530472/48115958

この記事へのトラックバック一覧です: 【海外の鉄道】セルビアの保存鉄道「シャルガンスカ・オスミツァ」その2:

« 【書籍】鉄道建築ニュース2010年4月号 | トップページ | 【海外の鉄道】セルビアの鉄道本発見! »