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【海外の鉄道】8の字ループを行くセルビアの保存鉄道「シャルガンスカ・オスミツァ」

【海外の鉄道】旧ユーゴ圏随一の景勝路線・・・ベオグラード・バール鉄道<その2>http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-4e6a.htmlの続きです。

※スペルからサルガンスカ・オスミツァとも読めますが、地球の歩き方に従って「シャルガンスカ」とします。

モンテネグロのバールからセルビアのベオグラードへ再びバール鉄道で戻るのですが、そのまま単純に戻るのではもったいないため、地球の歩き方にも書いてあるセルビアの保存鉄道「シャルガンスカ・オスミツァ」へ行くためにウッジ(Uzice)で途中下車しました。

「シャルガンスカ・オスミツア」は、セルビア語で「スルガン山の8」という意味とのことで、上空から見ると線路が8字のように複雑なループを描いて山に挑んでいることからこのように呼ばれ、それが保存鉄道の名前になっています。もともとはベオグラードからサラエボまでを結んでいた鉄道でしたが、1974年に廃止、風向明媚で壮大な山岳越えの区間が観光用として1999年に復活しました。軌幅760mmで現在は、起点となるモクラ・ゴラ(Mokura gora)駅からシャルガン・ビタシ(Vitasi)駅までの延長15キロ、標高差300mを毎日走っています。保存鉄道ではありますが、セルビア国鉄が運営していて、復活にあたっては、線路などは全て新しく敷きなおしたそうです。さらに、モクラ・ゴラからヴィシェグラード(Visegrad)まで再延長する予定で、壮大な復活鉄道計画となっています。この地は風光明媚もあり、レクレーション施設も整備されていて、セルビアでも人気の観光地になりつつあるようです。

シャルガンスカ・オスミツア路線図
▲どうぞコピーして現地へお持ちください。

 さて、保存鉄道へ行くために最寄駅ウッジで下車しましたがは、それは一応であり、モクラゴラは、ここから30キロほど離れたところにあります。鉄道がその地にあることは『地球に歩き方』に掲載されてはいるものの、やはり現地へのバスの状況や保存鉄道の詳しい運行状態も分からないためウッジで2泊することにして、中1日を保存鉄道の訪問へ当てることにし、早速の駅に隣接するバスターミナルへでバスの時刻を確認してみました。それによると
ウッジ発
7:30,10:30,11:30,13:45,17:30
帰りのバスはモクラゴラ駅で確認可
一日5便程度
行きも帰りも所用時間は50分。
料金は250DIN
この本数ですので、ウッジから日帰りを考えるならば7:30に乗るしかありません。

  翌朝、ウッジ駅の隣にあるバスターミナルに行き、7:30発のボスニア・ヘルツエゴビナのヴィシェグラード行のバスに乗り込みます。ここでイギリス人の「鉄ちゃん」の方に声を掛けられて、一緒にモクラ・ゴラへ行ことになりました。バスに揺られて50分。イギリス鉄ちゃんに「ここで降りるよ」ということで告げられて、バスを降りられましたが、モクラゴラは、国道に面したほんとうに小さな集落で、バス車内ではアナウンスもないので、あらかじめ運転手に降りる場所を告げておかないと降り損ねる可能性があります。バスで行くときは、声がけ忘れずに・・。

シャルガンスカ・オスミツァ、モクラ・ゴラ駅
▲起点となるモクラ・ゴラ駅で出発を待つ列車。駅はきれい整備させています

 バスを降りると、集落の入り口に、蒸気機関車のマークの書いた看板を発見。その路地を入ると踏切があって駅がありました。大きな駐車場、木造のインフォメーション&きっぷうりば、そして国鉄直営らしきホテルもあって、出発までの時間をカフェでくつろぐことも可能です。駅の雰囲気は、以前あった古いものがそのまま残っているというよりも観光向けに再整備した建物のようです。

まだ9時前ということで職員も来ていないのですが、張り出されているポスターを元に情報を仕入れます。それによるとこの鉄道では片道利用ははく、必ず折り返して出発駅であるモクラ・ゴラへ戻ってくる行程のみ。1行程は、途中駅での休憩やビューポイントでの停車などがあって所要約2時間。

<「シャルガンスカ・オスミツア」インフォメーション>
=料金=、
モグラグラ-スルガンビタシ(終点)折り返しで500DIN
モクラゴラ-ジャタレ(途中)折り返しで250DIN

<2009の時刻表>
モクラゴラ発車して再びモクラゴラに戻ってくる時間です。
4/11-11/02
8:00発 10:00着(繁忙期臨時便)
10:30発 13:00着
13:25発 15:48着
16:10発 18:35着(繁忙期臨時便)
特別便??
20:30発 23:05着

12/27-01/25
11:50発 13:00着
13:25発 15:48着

上記から判断すると10:30,13:25がいつも運行している便と思われます。

 この日は、10:30発の列車に乗ることにしました。

 この鉄道の機関車は、平日がディーゼル機関車、土日祝を中心に蒸気機関車が使われるようで、当日は、ルーマニア製のディーゼル機関車。そしてそれにつづく客車はドイツ製と思われるナローゲージ用客車と木造のアンテーティーク客車でした。側線にはオープントップの車輌もありましたので何かのイベントの時には、使われるのかもしれません。

 10時頃になる駅構内で車両の入れ替えなどもはじまり、乗用車で訪れるセルビア人観光客も多くなってきて徐々に駅は賑やかになってきました。

<続きは>
【海外の鉄道】セルビアの保存鉄道「シャルガンスカ・オスミツァ」その2
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-d30e.html

シャルガンスカ・オスミツァ
自分が通ってきた線路が車窓の眼下に見えます。日本ではこんな山岳線はもちろんありません

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