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【海外の鉄道】列車でスコピエからベオグラードへ(390列車)

<【海外の鉄道】マドニア・スコピエ駅・・・パっとしない首都駅>の続きです。
 マケドニアの首都スコピエからセルビアの首都ベオグラードまで鉄道で向かいました。

マケドニア鉄道ベオグラード行
▲スコピエ駅で出発を待つ390列車。わずかに2両の国際列車

 スコピエからベオグラードへは、セルビアのNIS(ニス)経由と揉め事の絶えないコソボ経由があるのですが、コソボ経由は直通列車がないために乗換えが必要で、しかもコソボを国として認めた国とそうでない国があるので、国境通過の際に持っているパスポートによっては面倒なことがあるような気もします。コソボルートについては、どなたかに挑戦してもらって、そのレポートに期待したところです。

スコピエ駅に停車中のベオグラード行
▲休日のレクレションでしょうか自転車をデッキに積み込む乗客

 さて、コソボ経由が実用的ではありませんので、ニス経由と選ぶことになります。スコピエからベオグラードまでの列車は、日に3往復の運行。隣国の首都同士を結ぶルートの割りに、少ないようにも思えるのですが、日に1往復というルートも珍しくない東欧地域ですので、朝昼夜と選択ができるまずまずの本数だと思います。

スコピエ発ベオグラード行列車編成図

 先日乗車したスコピエ発13:05発のオリンパス号でも良いのですが、途中日没で車窓が楽しめないことに加えて、ベオグラードに夜遅く着くのは気分的にも良くないので、スコピエ発07:40発ベオグラード着16:33の390列車に乗ることにしました。料金は、距離にして462キロ2等で1415マケドニア・デナールと日本円にして2900円ですから、日本よりもかなり安いです。

マケドニアの電車
▲スコピエを出発をして約40分、小さな駅でスコピエ行電車とすれ違います

 朝7時、駅近いユースホステルを後にして、徒歩5分でスコピエ駅到着。駅構内では食料は期待できないので、隣接のバスターミナルでビールと水と食べ物を購入します。前述した通り、薄暗いコンコースに入り、まずは張り出してある発着時刻表で番線を確認ののち1番線ホームへ上がりました。

マケドニアの国境駅
▲マケドニア側の国境Tobanoci駅、係官が詰め所に引っ込んだ隙にパチリ

 1番線ホームに止まっていたのは、CONKAR製交流電気機関車+コンパートメントスタイルの2等車2両だけ。ほかに列車は止まっていないので、目的の列車で間違いないと思うものの、客車には一切、行き先表示がないので、念のため車掌に確認の上乗車をしました。国際列車といっても実際に国境を越える車両は1両だけだったりしますので、やはり乗車前に確認は怠りなく・・・。

セルビア国境駅に停車中のベオグラード行
▲セルビア側の国境PRESEVO駅に停車中の390列車

 07:40定時にスコピエ駅を出発です。順調に走ると思いきやわずか5分走ったところで次の「スコピエなんとか」という駅で10分ほど停車。いつ発車するかと窓から乗り出しているとベオグラード発テッサロニキ行335列車ヘラス急行とすれ違いました。スコピエ着が06:50ですから約1時間の遅れということになります。

セルビア国境駅
▲セルビア側の国境PRESEVO駅。パスポートコントロールの時間を含めるとそれほどぶらぶらしている時間がなく駅舎には行けませんでした

  その後、各駅に停車しながら約1時間ほど走り、マケドニア側の国境駅Tobanoci駅にほぼ時間通りの08:37に到着。ここでマケドニア側の出国手続きを行いますが、コソボが近いせいか分かりませんが、なんとなく緊張感を感じる駅で、いつもならばホームへ降りて機関車交換などを眺めて列車の写真を撮るところですが、窓からの撮影にとどめておきました。この駅の周りには何もなく国境のためのようです。

セルビア鉄道車窓
▲ニスNISを過ぎるとなだらかな車窓へと変わります

 マケドニア側を出発して約10分、セルビア側のPRESEVO駅に到着します。国境を超える人は10人前後で、あっけなく入国審査が終了。駅前には、6輪の装甲車も見えるものの、こちらは、あまり緊張していない様子で、ホームに降りて列車の撮影も可能でした。

セルビア鉄道の駅
▲ベオグラードから50キロぐらいにあるMALA KRSNA駅

  グーグルアースを見てもかわるのですが、セルビアに入ると森林の多い丘陵地を右に左にカーブしながらの線路で、60キロぐらいで巡航して行きます。途中のNISからはなだらかなとなり、スピードも比較上げてベオグラードへと向かいます。

セルビアの列車
▲MALA KRSANA駅に反対方向への列車が停車中

 セルビアに入ると徐々に遅れが増して行くようで、NISで約30分の遅れ、そしてベオグラード駅の手前からはノロノロ運転が続き、平行道路の路面電車にも抜かされる始末で、結局定刻から1時間半近い遅れとなり18時前にベオグラート本駅に到着したのでした。

ベオグラード本駅
▲ベオグラード本駅に到着

 車内は終始空いていて、一時コンパートメントに2人になったこともありましたが、それも長い時間ではなく、実質コンパートメント貸切状態で、丸一日を過ごしました。この列車には、車内販売があるようにも記載されているものもありますが、2009年5月にはありませんでした(繁忙期のみかな?)。途中で買い物ができそうななのがNIS駅ですが、売店は駅舎にあるので、遅れて到着して、何時に出発するのかが分からないときは、買い物はリスクがありそうです。後で分かったことですが、セルビアの鉄道はほとんど遅れるので、飲み物・食料はスコピエ駅で調達が確実です。

<参考>
スコピエ/ベオグラード時刻表(2009.4)
    テッサロニキ→スコピエ→ベオグラード
390列車        0740        1633
336列車 0945    1245-1305   2233
334列車 1705    2014-2040   0544
※336列車:オリンパス号、334列車:ヘラス急行号

    ベオグラード→ スコピエ   →  テッサロニキ
337列車 0750     1700-1710   2233
391列車 1405     2250 
335列車 2220     0610-0650   1231
※337列車:オリンパス号、335列車:ヘラス急行号

ベオグラード本駅
▲行き止まり式のベオグラード本駅。ひととおり何でもそろいます

<続き>
【海外の鉄道】旧ユーゴ圏随一の景勝路線・・・ベオグラード・バール鉄道<その1>
http://asian-train.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-35d4.html

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