【鉄道】くりはら田園鉄道車両清掃ボランティア(若柳駅構内)
7/4に栗原市で鉄道史学会が行われ、翌日7/5には会員よる若柳駅車庫の視察が行われることになっています。オエライ先生たちにくりでんの車両たちが見られるということで、その前に車輌をきれいにしようと、6/27に地元のCさんたちが発起人となって、構内にある車両の清掃ボランティアが行われました。
▲旧若柳駅に集まった清掃ボランティア
清掃といっても本格的にはできませんので、室内の掃き掃除、窓ガラス清掃などの軽作業が中心で、当日は、鉄道ファン、くりでんOBなどをお子さんを含めて20名が作業にあたりました。
▲床と窓を拭いただけで、この通り。外見とは違って、中はしっかりしています
午前中はホームにあるM15型、M18型、M18型(旧福島交通)の清掃で、モケットなどもはずして座席下も清掃にあたりました。旧福島交通内の作業のときは、OBの方からは「この車両は電気を食ってな~。とても2両編成では走らせられなかった」という裏話も出ていました。外見はたいぶ痛みが激しくなっていますが、床と窓を拭いただけで、現役を思い起こされるような雰囲気になっていました。
▲ホームに並べられたモケット。この下からは大量のゴミと10円玉が出てきました
午後から屋外洗浄線にあるKD951-2、車庫に入っているKD953を清掃しました。953は車庫にあるため一番状態が良いのですが、951-2は床の木製床が一部そりあがっていまして、外装も太陽光線が当たる南側がはげてきました。室内は、廃止されたままの状態ですので、清掃をすると現役と変わらない室内になりました。
▲お遊びでつけてみたヘッドマーク。暑いので打ち水です
今回、残念ながらKD10型は乗り込み設備がないために次回となりました。気になるED20やDB10、古典貨車など車庫なかに眠っていました。塗装ははげていますが、屋根があるため保存状態は良好です。また、旧仙台市電の木町車庫で使われていた旋盤、鍛冶の施設も静かそのままになっていました。
▲ KD95の車内を清掃するみなさん
現在、若柳駅を東西に分断されるように都市計画道路工事が進行中で、構内の北側のすぐまで土盛りが行われいます。来年3月工期で構内も分断されるそうで、現在の状態も遠からずなくなってしまいます。
▲ ドアのあいた電車がいてホームに人がいる現役時代を思い出させます
集まったボランティアからは、一昨年の栗駒で行って「くりでん乗車運転会」を、若柳が分断される前にやりたいという声が多くあって、ダメ元ではありますが、動てみることにしました。構内分断までの計画を作り上げられるかどうか分かりませんがまずはやってみましょう。
▲倉庫の奥に眠るED203
くりでんの車両が大部分が保存される見込みですが、痛みの激しい数量については、売却または解体になるとのことです。具体的車両についてはここでは差し控えます。計画の進捗については、差し支えのない範囲で当ブログで掲載したいと思います。
▲今回は残念ながらKD10はできませんでした。残念
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