« 【鉄道】記念切符のデザイン展(後半展示)/鉄道交流ステーション | トップページ | 【書籍】運輸と経済2月号 »

【書籍】【鉄道】 トーマスクック・オーバーシーズ鉄道時刻表2008-09冬号

Cookover

イギリスのトーマスクックのオーバーシーズ鉄道時刻表が届きました。この時刻表は、ヨーロッパを除く全世界の主要な鉄道時刻表で、これを上回る世界時刻表はありません。隔月発行の通常版のほか、年に数回出版されてるインディペンデンド版があり、ともに本文は英語ですが、使い方のところに一部日本語表記があります。ダイヤモンドビック社が読み物と併記して日本語版を出していたのですが、最近は見かけないので、今は出版していないかもしれません。

先日購入したヨーロッパ鉄道時刻表の同様、隔月の方の表紙は、地味なのですが、インディペンデント版は表紙がカラーということで鉄心が誘われましたので、どうせ買うならと思ってアマゾンで19ドルで購入しました。ちなみに、今号の表紙はカナダで、トロントとバンクーバーを結んでいるカナディアン号です。

この時刻表には、イギリスを除く大陸ヨーロッパ各国を除く鉄道が掲載され、ロシアについては、モスクワから東側、トルコついては、ボスポラス海峡を挟む東側がこの時刻表掲載対象となっています。やはり北米、インド、オーストラリアなどイギリスと縁の深いところは充実しているようで、中国、日本については主要幹線は網羅していて、旅行者にとっては十分な情報といえるかもしれません。

ページをめくるとアフリアや中南米、いろいろなところで鉄道が走っていることが分かり、日本ではまずありえない国際列車もたくさん記載されています。路線図もあるので、実際に旅行に出かけなくても見ているだけでも楽しさがある時刻表だと思います。

この時刻表を否定する訳ではないのですが、全世界を対象としている都合上、締め切りと発行のタイムラグもあるでしょうし、情報提供についていいかげんな国もありますから、旅行の行程を作成するにあたっては、このルートであれば、週何便あるなど、あくまでも参考として、実際には現地で確認するのが鉄則だと思います。

久しぶりに購入したオーバーシーズ時刻表のぺージをパラパラめくりながら眺めてみました。アフリカや南米などは詳しいくないので、どこが変化しているかは良く分からないのですが、今号で気づいたことを書きとめておきましょう。

<トルコ>
トルコ東部のVANからイランのテヘランを結ぶ国際列車は時刻表上は健在でした。

<トルコ-シリア>
イスタンブール-ダマスカスの国際列車は時刻表上週1回健在でした。

<イラク-シリア>
バグダット-アレッポは、バグダット発からAl MAWSILで乗り換えるとシリアのアレッポまで週1回列車あり。ほんとかな?

<イラン-トルクメニスタン-カザフスタン>
数年前に設定のあったテヘランからトルクメンを経由してタシケントまで行く国際列車は消えていました。

<インド-パキスタン>
デリーからパキスタン国境のアタリまでの直通列車が週2便あり、それに連絡するようにラホール行きがあるので、実質デリー-ラホール間の列車があります。

<インド-バングラデシュ>
カルカッタからドルショナ経由でダッカまでの列車が土・休日運転と記載されていますが認可によるとも書いてあるのでは、実際に運行されてるか怪しい。

01_2
▲バングラデシュ・クルナからダッカへ向かう列車

<インド>
ダージリンヒマラヤ鉄道については、SL列車の案内も追加されていました。

<ネパール>
いつ廃止されてもおかしくないジャナカプル鉄道なので、心配していましたが、時刻表も掲載され、とりあえず残っているようです。

01
▲ジャナカプル鉄道

<バングラデシュ>
掲載されている路線図には、ジャムナ川を渡るボンゴボンデュ大橋が開通して数年になるのに未だに記載されていません。そろそろ橋を書いても良いような気がします。しかし、橋を通過する列車の時刻は記載。

<タイ>
バンコク郊外の名物ローカル線のメクロン線は、観光客が増えたのか、西線と東線の両線が掲載されていました。「西線と東線の間はフェリー連絡」といとも簡単に記載されていますが、実際には駅と船着場がとても分かり難いので、乗り継ぎはけっこうたいへんかも。

02
▲メクロン東線の終点マハチャイ駅

<タイ-ラオス、カンボジア>>
路線図がタイ側のノンカーイからラオスのビエンチャンまで書かれています。が、列車は未だ通じず。同様にアランヤプラテート(タイ)とポイペト(カンボジア)も路線図では繋がっています。トーマスクックの希望でしょうか・・・

<マレーシア>
ボルネオ島のサバ州鉄道はビューフォートとテノンの間が運休中とのウワサですが、時刻表は掲載されています。まさに要現地確認。

<フィリピン>
なぜかマニラだけはLRTやMRTが掲載。掲載する鉄道があまりにないので、配慮したのでしょうか・・・

<中国>
ラサまでの線路は路線図、時刻ともに掲載されています。
以前、昆明からラオカイ経由でハノイまであった国際列車はなくなり、ハノイ・ラオカイの国内区間のみ。中国側の鉄道路線はバスになっていました。中国側は線路ごと廃止??

<ニュージーランド>
南島の南半分からは線路が消えてしまっていました。

全世界が掲載されていますが、それぞれの国の詳しい人が見ればもっと面白いことが見つかるに違いありません。

|

« 【鉄道】記念切符のデザイン展(後半展示)/鉄道交流ステーション | トップページ | 【書籍】運輸と経済2月号 »

書籍」カテゴリの記事

コメント

オーバーシーズは2010に廃刊のうわさありますが、確かな情報をご存知でしょうか?

投稿: | 2012年2月 6日 (月) 00時17分

こんにちは。
コメントありがとうございます。

トーマスクックのオーバーシーズは2010年11月-12月号で廃刊となりました。

トーマククックの下記のページに情報があります。
http://www.thomascookpublishing.com/Blog/archive/2011/01/the-final-edition-of-the-overseas-timetable/

ネットで調べられるということが要因だとは思いますが、
紙の時刻表がどんどんなくなってゆくのは、ほんとさびしい限りですね。

投稿: へっち(管理人) | 2012年2月 6日 (月) 12時18分

さっそくのリプライをありがとうございます。本当に廃刊になってしまっていたのですね。
ネットで正確な情報が得られるのは確かに便利ではありますが、
冊子になっていればどの国にどんな鉄道があるのか良くわかって魅力的でした。
先日トーマスクックのヨーロッパ版をめくっておりましたら、肝心の
列車(長距離列車)の方も数少なくなっていました。
ほんとにさびしいですね。へっち様ありがとうございました。

投稿: | 2012年2月 6日 (月) 23時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/530472/44073003

この記事へのトラックバック一覧です: 【書籍】【鉄道】 トーマスクック・オーバーシーズ鉄道時刻表2008-09冬号:

« 【鉄道】記念切符のデザイン展(後半展示)/鉄道交流ステーション | トップページ | 【書籍】運輸と経済2月号 »